我が家には、ガリ子(仮称。命名:森川夫。♀)、太郎(仮称。命名:森川夫。♀)という二匹の猫がいます。
……仮称ばっかなのは、リアル知人にテイルズファン(腐)が多いため、猫の名から身バレしないようにとの配慮ですが、実際に主人はそう呼んじゃっています。かわいい名なのですが、どうも名前負けだったようで。ガリ子は私もちゃんと本名で呼びますが、太郎はなんか女の子、という感じがあんまりしない子で……すごい妙ちきりんな体型だし>< 気付いたら私も釣られて「タロちゃん」と呼んじゃったりしてることがあります。
さて、そんな我が家の女の子たち(……という感じがほんとしないんですけど……)猫のくせにカリカリにしか興味を示さない猫族の一員として残念なものたちです。魚をお刺身にしたあとの中骨をスプーンでこそいでやっても、においだけ嗅ぎにきて知らんぷり。ガリ子は猫缶なら食べるものもあるけど、太郎は食べません。なんかカロリーメイトだけで生きてる人みたいです。
なんとかしようと思い、「おうちでかんたん猫ごはん」なる本を買い、新鮮なお肉や魚をわざわざ市場で買って作ってみたのですが、どれもにおいだけ嗅がれて手をつけてもらえませんでした(欲しいかたいらしたら差し上げます、まじで><)前にいた子は15歳になる前に死んでしまう直前まで、生クリームやカスタード、お弁当のおかずを盗み食いしていましたが(おせちのブリの照り焼きをやられて泣いたことも。せめて一枚を持って行けば良かったのに、詰めてあった全部の切り身をどれも少しずつ齧ってたのです)、こいつらは仮に差し出しても欲しがりません。でも興味津々でにおいは嗅ぎにくるので、アイスとかカレーとか、興味を示すものをなんでも嗅がせていました。前にいた子に、ちょっと目を離した隙にあれこれ盗まれていた主人は、「なんという安心なクオリティv」と言っていました。実際作ったお弁当をテーブルで冷ますなんて、前は危険で出来ませんでしたが、今はご飯を詰め、ふりかけをかけてテーブルで冷ましていても、いつの間にかふりかけだけ舐めとられていた、とか、魚の主菜だけ無くなって、残骸がテーブルの下に落ちてた、なんてことも皆無です。
今朝のことです。
主人は土日休みではないので、お弁当を作りながら朝食の準備をしていました。お味噌汁とご飯は最後によそうので、お弁当の残りの卵焼き、菜花の辛子和え、キンピラ、10cmくらいの小さなサイズのメザシ6匹をテーブルに並べてました。髭をそり終えた主人が座ったので、お味噌汁とご飯をよそって私も席に着きましたら、あれ? メザシが5匹しかいません。
はじめ落としたのかと思ってお皿を持ち上げました。落ちていません。
私:「あれっ? 五匹しか焼かなかったかな……?? 三匹づつの計算だったのに」
主人:「……なんかあそこで顔洗いながらにゃむにゃむしてる人がいるんだけど」
私:「えーっ、ナイナイw」
主人:「……戻し中だった干し椎茸をかじったことのある人だよ」
私:「捕まえて……」
果たして一度前科のあるガリ子を捕まえて口のにおいを嗅いでみますと。
私&主人「「お前だよ!!」」
1cm弱になったしっぽの部分が床に落ちていました。塩分があるのに……>< 確かにすごいおいしいメザシですけど……。
安全神話は崩壊しました。犯人は猫でした。
夕食のきびなごを大量に手開きしてる間(もちろんお刺身用です。目も身もぴっかぴかで新鮮なものです)二匹とも足下で不穏な動きをしてたので、試しに鼻先で振ってみましたが、においだけ嗅いだら気が済んだらしく、すぐにぷいと消えてしまいました。理解できない、こいつら。
……ところで話変わりますが。
また次回更新もvoiceになりそうです。手直しすればいいものと、一から書くのとではちょっと使う気力が……><
すみません。