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2012年04月

ラスト・チャイルド

場所に寄るのかも知れませんが、私の通う図書館では、閉架書庫の本を借りるときはまず検索用のパソコンで探し、印刷した紙を持って専用の受付にいき、閉架書庫を探してもらいます。見つけていただいたら名前を呼ばれるので希望の本で間違いないか確認し、間違いなければ改めて貸し出し・返却受付に向かいます。

日曜、探した本が八冊とも閉架書庫にあったので探していただき、「森川さん!」(※もちろん本名ではないです)と呼ばれて受付に行ったらすい〜っと横から前バイトの同僚が現れました。ちょっと前に『王妃の離婚』を貸した、と書いた活字中毒仲間です。

「『森川』って名前、珍しいからもしかして、って思ったよ」と言われすみっこで少し近況報告し合いましたが、丸六年、同じ図書館に通いながら一度も会わなかったのに、おかしな話ですよね。

日曜に返却した本七冊のうち六冊が外れでしたが、残る一冊『ラスト・チャイルド』はかなり面白かったです。

主人公13歳のジョニー(結構な美少年らしい)は一年前に行方不明になった双子の妹、アリッサの行方を時に学校をさぼり、無免許で車を乗り回しながら探しています。美少年の上強く(精神的に)、優しく、かなり頭も良い子です。

父親もアリッサが行方不明になったあと行方をくらましていていないし、(父が迎えに行くはずだったのに、仕事で行かなかったことを母親になじられた直後からいなくなったので、ジョニーも母親も、世間の人も耐えられずに家出したと見ている)母親は絶世の美少女じみた美女らしく、周囲から男の影が消えない上に薬中になってます。その生活を守り、母を守り、母のボーイフレンドに暴力を振るわれながら父の帰還を信じ、妹を探すジョニーがほんとに健気で、ハッピーエンドを願わずにはいられないのですが、途中で小さな子どもを性の対象とする犯罪者と戦ったり、その被害者の遺体がたくさんみつかってひやりとする場面があったりと息が抜けません。通勤途中と休憩時間しか読む時間なかったので時間はかかりましたが、読み応えありました。

予想通りというべきか、案外予想外だったというべきか、複雑な気分になる結末を迎えるのですが、私的には最後の行でハッピーエンドにカテゴライズしてもいいと思いました。

余談ですが、頭の良い美少年、ということでこれも愛読書の「ダディ」(ヒロミ・ゴーのじゃなく、ルー・デュランのです)のトマ少年を強く思い出しました。こちらの母親は強すぎましたが……。ボディガードのミケルがなかなかカッコいいのです。

アッシュは貯金していそう

30話更新しました。アニスがちょっとメインになったかも。多分なんとなく察しておられると思いますが、アニスは好きなのです。私的にはディストとくっついてくれたらいいのになあ〜と。

アッシュが貯金していそうと思うのは、無趣味そうだからです。特にバニシングツインのアッシュは。
ほんとのほんとに暇つぶしのために1、2冊は荷物に放り込んでいるんですが、最初の数ページを何度も読み返しているイメージです。(途中まで読んで、しばらく読む暇なくて内容忘れて、また途中まで読んでを繰り返す)
音素灯というのがどこまで流通してるのか、そしてお金のかからないものなのかどうかわかりませんが、もしかかるものなら惜しみそうですし、なんだかルークとくっつく前に自室や宿でくつろいでる姿が思い浮かびません。「borderline」の室内野宿状態(あれは戦争神経症という設定ですので)はいきすぎかもしれませんが、アッシュには心安らげる場所も、趣味も、人もいなかったように思います。美食や衣装に凝るタイプにも見えないし、貯まり放題だったんじゃないかな。

ルークとくっついてからやっとくつろげる場所というものを得て、貯まるばかりだったお金にもちょっと使い道が増えたかも知れません。頑丈で大きなベッドがある宿とか、落ち込んだルークに美味しいものを食べさせようとか。

ルークのために露出の少ない服を買うとか……。

あー、今は暇があればいちゃいちゃしていたいお年頃なのだし、それならバニシングツインのアッシュの趣味は「ルーク」と言えるのかもです。

蔵書印

  • 2012/04/18 23:00
  • Category:雑記

こんなんです。

蔵書印

もう二十年近く使ってるかな……。
角度が良くないので台形的に見えますが、長方形です。
本当は正方形が良かったのですが、この石が気に入ったので……うーん、これも妥協というのかな? 正直、今作るのならもう少しシンプルに頭のとこだけ彫りが入ったものにすると思うんですが、ご存知の通り、昔から派手好きでしたので^^;

知人のお父さまの中国人のご友人が篆刻のお仕事をされており、つてで石代だけで作って下さったので三万ちょっとだったと思います。

線、すごく細く見えますが、もう少ししっかりしてます。ところどころ、わざと欠けさせていたりするんですよね。

朱泥はものすごく良いのを買ったのですが、手入れを怠っていたらカビが生えまして>< 今は安いのを使ってますが、色がアッシュとルークの髪色ほどに違う(そこまでではないか……)

最近ではこういう石ではないけど、安く作ってくれるところもあるみたいなので、検討中の方は作ってみてもいいのではと思います。が、押印すると本を売れないので、いつまでも持っておきたいよほど気に入った本だけ……となると出番はあんまりないような気がします。私も押印の決意が出来るのは、買って何年も経って、しかも何度も読み返すもののみです。

捨てないことにした

前のバイト先で、本の趣味が比較的合う人がいました。互いに結構な活字中毒で買っては交換していたのですが、増えすぎた本の処分に困っており、微妙だったものは「貸すけど返さないで。そっちで捨てて〜」ということも多かったです。

辞める数日前に、二年以上貸していた「王妃の離婚」が返ってきました。手放さないと決めて蔵書印押してある大好きな本の一冊ですが、私が主人公がめちゃくちゃカッコいい!と言ったにも拘らず「ダメ男じゃん……詰まってる」と言われ、なかなか読み進められなかったようでした。最後の最後で「やっと森川ちゃんの言うことがわかったよ!面白かった!」と言われ、ほっとしました。
同時に数冊「返さなくていいから持ってってー」と数冊の本を入れてくれてたのですが、中に『四十九日のレシピ』がありました。人気あるけど、微妙だったの? と驚いたのですが、どうやら私に押し付けたくれた本があまりにも微妙なものばかりだったので、餞別に入れてくれた模様です。

私はテレビを見ないので(我が家でテレビのコンセントが刺さっているのはDVDなど見る時かゲームやってるときだけ)ドラマのことを知らず、従ってあらすじもなんにもしりませんでした。お風呂で読み始めたんですが^^; かなり面白かったです。登場人物たちの会話が秀逸で笑えました。最後はかなり泣いてしまいました。
イモトやハルミが消息不明になるような不義理をするタイプには見えなかったので、事実はお父さんの考え通りだったのではないかと思います。それを踏まえて読み返してみると、特にハルミの言動などが腑に落ちます。
このところ休憩時間にしか本を読む時間がないのですが、あたりで嬉しい。

今週土曜がお休みなので、バニシングツインが更新出来そうです。放置が多くてすみません。
メール、拍手のお返事、明日致します。もう少しお待ちくださいませ^^;

麹のジャム

  • 2012/04/15 22:38
  • Category:雑記

麹にハマっている身内から貰いました。

……一目で『恐怖の◯ジャム』のことを思い出しました。

そんなことを考えたせいか、味も微妙な気がしました。少なくともパンに塗っておいしいとはあんまり思わなかったかも……

甘さは控えめ、というか自然な麹の甘さで、これが甘酒だったらかなりいいのにと思います。私は酒粕から作る甘酒の方が好きですけど。
『甘酒クリームのケーキ』『甘酒アイス』『冷やし甘酒』という変わり種にも、名前に『甘酒』とつくかぎり試さずにはいられません。全部美味しかったですheart04

バニシングツイン更新

なんだか久しぶりの更新ですが、自分ではずっと突き回していたのであんまり久しぶりな気がしません。

説教くさくなるのが嫌だったのですが、なにをどう書いても、まだ子どものシンクに説教くさくなるのは私の場合仕方ないみたいです。

この話、とりあえず完結まで書いたら一回最初から書き直したい。プロットからはかなり逸脱していて、なにが書きたかったのかわかんなくなってます><

こないだあちこち整理していたら、この話の原型に近いプロットが出て来ました。愕然とするほど違う話になってます……。結構(物理的に)痛い話だったんだなーと。あのころ、痛くて(物理的に)暗い話がすごい書きたかったのです。ルークかアッシュ、どちらかを多分いじめてみたかったんだと思うんですけど。

プロットはそんな風に出来たけど、いざあれこれ肉付けしていくとやっぱりルークが可哀想で、今のような形になっていったのですけれども、いつかほぼ原型のまま書きたいです。バニシングツインではすでに両思いなので使えないのですが、ラストシーンが結構気に入ってましたので……。< br> そろそろ寸止めは止めて、本腰入れて18禁と言えるものを書いてもみたい。18禁サイトなのに、まともな意味で18禁といえるものが一つもないし。

もう少し自由な時間が欲しい……。
扶養を外れなきゃいけないくらいがっつり働くのは独身時代以来で、怠けてたぶん疲れもたまるのかもです。
もう少し経てば、新しい職場にも慣れて時間の使い方も上手くなるのではと思いますが……。
二度お別れ会があったのですが(お店全体的?なのと、担当部署とで)ちょっと泣いてしまいました。今のとこに慣れるまで、しばらくは辞めなきゃ良かったとくよくよしているんだろうな、と思います。仕事内容は今のところのほうが圧倒的に面白いのですが。

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