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2012年06月

復活〜

  • 2012/06/25 21:08
  • Category:雑記

テキストサーチさん……良かった良かった\(*T▽T*)/ワーイ♪

ブルガリアンヴォイス

図書館で『薬草』のキーワードで検索をかけたら『氷の海のガレオン』という本が出てきました。タイトルだけでは薬草とどう繋がりがあるのかわからなかったんですが、なんとなく氷の塊に閉じ込められた巨大なガレオン船を想像して、面白そうなので借りました。

内容は……いわゆる思春期のころの、孤独であるとか、変わっていると言われる自分大好き、つるまないのがカッコいい、他人がみんな馬鹿に見える、あの傲慢で無知な時代のお話です。
3話収録されていて、3話めのタイトルに『薬草』がついたのが検索にかかった理由でした。
感想は……うーん。一気に読めたので面白くないとは言えませんがなんというかアイタタタ……っていう。主人公だけでなく、取り巻く家族の設定なども、全くと言っていいほど性に合いませんでした。

友人も尊敬する教師も出来ず、関わりたくないのに助けを求めてすがりついてくるいじめられっ子、苦痛の多い学校生活の中でついに『親友』になれそうな人物が現れます。音楽教師なのですが、主人公がこの先生出来る! と思った理由の一つにブルガリアンヴォイスを授業で流した、というのがありました。

20年くらい前に、NHKの番組で「アフガン侵攻」というタイトルのものが放映されたんですが、そのエンディングロールで奇妙に耳に残る歌が流れました。(番組内容の悲劇性をさらに盛り上げた)食い入るようにエンディングロールを見てたんですが、誰の、なんという曲かわかりませんでした。
今ならどのような手でも調べが付くので逆にすぐ調べますが、そのときは「これなんだろう」と気になりつつ流したんですよね。

「コーランの暗誦かなにかか?と思うような、祈りの抑揚をもった中近東っぽい歌」
「女声でアカペラだった」
「『アフガン侵攻』のエンディングで流れた」

という私の印象&思い込みだけで学友や友人にも尋ねていたんですが、友人の劇団員の先輩という人が『ブルガリアンヴォイス』ではないかとCDを貸して下さったんですね。収録曲の中の「トラキア平原から」ではないかと。彼は、上二つのイメージで思いつかれたのだそうで、NHKの番組は観ておられません。

──正直なところ、今でもそれで間違いないのか確信が持てないでいるのですが、素晴らしい出会いであったことは確かです。(ブルガリアは長いことオスマン・トルコの支配地だったから、中近東っぽい、と思った印象もあながち外れてはいなかった?)速攻で同じものを買いに走りましたし、その後も数枚購入しました。
今はその最初の一枚しか所持していません。(どれを聞いても、最初の一枚ほどインパクトを感じなかった)
これ一枚を何度聞いても聞き足りませんでした。いろいろなジャンルのものを聞いていますが、この一枚ほど衝撃を受けたものは今もないと言えます。

アメリカの大学生にこれを聞かせたところ、中でも一人の女生徒が、それから三日間はショックから立ち上がれずに、食事してても、授業に出ても、道を歩いている時でさえその合唱が耳から離れず、夢遊病患者のようにすごした、とライナーにあったんですが、
深く納得がいきます。

自信を持っておすすめ出来るのは今のところ「Le Mystere des」っていう、ジャケットが水色で、白い靴がぼんやり描いてあるアルバムだけなんですけど、思い出して今日一日聴いていました。(しかし創作には向かない……)
もしも、このアルバムが好きならこれも鉄板だ! というアルバムをご存知の方がおられましたら、聴いてみたいので、教えて下さると嬉しいです。

拍手更新

本編ルーク×2→MLMルーク×2→本編アッシュ×2ときてMLMアッシュ、正直者(笑)アッシュあと一話で終了です。

IF話なのだから、面白おかしくさらりと書こうと思ってたんですけど、なんかそれなりに思い入れがあるカップルのせいかさらりとはいきませんでした。IFじゃなくてもいいくらいのボリュームになったといいますか……

これはあれですね、サイトに収録するときは最初からきっちり書き直して、『IF』を取ってもいいかもしれない。どうせ最初からむちゃくちゃな話なんだし……

驚きました

作家の北森鴻先生が一昨年以上前に亡くなっておられたこと、今日知りました。
文庫でしか買ってないので単行本出てもチェックしないし、どうせ買うので図書館でも借りませんでした。そのくせ新刊をわくわくしながら待っている……ってこともないので、日記見るかぎり(前サイトで使用していた)最後にチェックしたのは四年前の11月のようでした。

そろそろ読んでないものが溜まっただろう、とチェックして、「絶筆、無念。」の帯に絶句してしまいました……まだ48、夭折といってもいいですよね。リアルタイムで知っていればそれはショックだったと思いますが。ただただ驚いています。というか、情報が遅すぎますよね、二年前って……

我が家のレタスチャーハンの作り方は、未だに『メインディッシュ』のミケさんのです。

名乗り出ないわけ

いただいたコメントにレスを書いていて、ふっと日記のネタにしようと思いました。最近書くことなくて。

なんでアッシュがヴァンのところを逃げ出してお屋敷に戻ったとき、俺が本物だと名乗り出なかったか。

屋敷中の人々の記憶に残るままのアッシュなわけだし、自分が被験者で、ルークがレプリカだと指摘することもできました。

レプリカというのは一般認知度はかなり低かったはずだと思うので、誰かに指摘されるまでそんな発想がちらりとも出て来なかったとしても仕方ない。もしも私の子どもがある日ナリはおなじだけど赤ん坊のようになって帰ってきたら、多分「クローンかも」とか思う前にどんな恐ろしい思いをしたんだろうと考えるんじゃないかな。人の髪の毛が一晩で真っ白になったり、何歳も歳をとったようにみえることもあることを考えれば、多少の違いなにほどのものぞ。
そのうえ現代と違って物理的に距離を置いて暮らすのが一般的な貴族の両親が、実の子でないことを気付かなかったとしてもむしろ当然かもしれないですし。こういうお屋敷で「この子別人じゃね?」と怪しむ人がいたとしたら、それは乳母でなくちゃなりません。シュザンヌが自分で育てたはずないし、たぶんそれが許される身分でもないし。
だけど自分の子そっくりの子が突然現れて「俺がほんものだ!」とやらかせばさすがにちゃんと調べたはずですよね。

じゃあなぜ名乗り出なかったのかというと、設定としてはきちんと決められているのかもしれないし(私は見逃しているかも)そうでなくとも諸説あると思うんですが、私的には『三人模様』のアッシュの理由が一番しっくりくるかな、と。なのでストーリー上で語っているかいないかはおいておいて、特に不都合がないかぎりすべてのアッシュの名乗り出ない理由としてその設定があります。

そういえば、変質者におち◯◯んちょん切られた子どもが、もう家に帰れないと家出するマンガがあったような……? ちょっとうろ覚えなんですけど……内容自体は多分面白くなかったんでしょう、作者も話もよく憶えてないんですが、切られた子どもが大きくなって着ぐるみに入るかピエロになってたような?(わかります?)

内容はともかく、ちょんぎられたせいで家に帰れないと考える子どものおかしな発想は、あるよね、と思ったのを憶えています。私自身にも似たようなことがありました。(あ、そんなダークなことじゃないです)

ぼろぼろになって帰ってきて、絶対の味方を得たように親の胸に飛び込める子もいれば、親にこそみっともないところは見せたくないと考える子もいます。私は後者です。だからアッシュが名乗り出ない理由がああいうふうになっちゃうのです。

いい狩りでした

お休みだったので、少し遠くまでCDあさりに出かけました。まだ持ってなかったnightwishのonceが980円で見つかったのでほくほくです。maeのafternoonも以前借りてiTunesに落としてはあるんですが500円だったのでこの機会に。とはいえ、私の中ではeverglow一枚で終わった感じです。後はred jumpsuit apparatus(試聴しかしたことない)きゃりーぱみゅぱみゅ1st(結構いいのに……すぐ手放す人いるんですね)の4枚であります。きゃろらいんちゃろんぷろっぷきゃりーぱみゅぱみゅ(笑)の1stは定価で買うほどじゃないんですが、欲しかった!
ラッキーでした。ま、出て間もないのでそう安くはないんですけども。
新譜といえば、delainの3rd(輸入盤)が出てるんですが、なぜか6月、7月にも同じジャケで新譜情報が出てます。輸入盤いいから国内盤お願い……。a skylit driveで悲しい思いしたので、国内盤出るまで買わないぞー

redの3rdが神すぎて、なかなか抜け出せません。最近まで知らなかったけど、邦楽にもredってバンド? あるんですね。私の好きなのはアメリカのバンドの方です。

ベル・カント

ルークの日を忘れていました〜><
憶えてたらなんか……できたかな?? できなかった可能性のが高いから忘れててもよかったのかな? 一応9日に更新はできましたが……

長い間読みたいなと思っていた『ベル・カント』ようやく読めました。数年前に一度借りて、期間内に読めずに返したものでしたが、通勤用に借り、読み始めたら面白くて一気でした。

フィクションですが、’96のペルーで起きた日本大使公邸占拠事件にモチーフを得て書かれています。

南米のとある小国、副大統領官邸にて、工場誘致の資金援助を願うために、日本の大手企業社長の誕生パーティが開かれていました。
仕事人間で、唯一の趣味がオペラという社長は、工場誘致にもパーティにも興味ないのですが、そのパーティに敬愛する世界的プリマドンナが招かれることになり、その歌を直に聞きたいという想いだけで出かけたのです。
大統領も参加予定だったんですが、「えー」という理由で急遽不参加になります。そのせいで、大統領拉致を目的に官邸を占拠したテロリストたちが身動きできなくなり、パーティに参加したセレブたちが人質にされるのです。
その国には大手のテロ集団が二つあり、幸いにも過激派のほうではなかったため、女性、子ども、単なる労働者(メイドとかコックとかボーイとか)は口減らしのため早々に解放されるのですが、プリマドンナは大物のため、解放されませんでした。
国家として、テロリストの要求をのむわけにもいかないし、相手が穏健派の組織、ということに多少甘えもあったのか、幽閉生活は四ヶ月以上におよびます。四ヶ月は、人々の関係が変化するのに十分な時間ですよね。
プリマドンナの歌を中心に、少しずつ人々の生活が変わります。
プリマドンナは自分のなにもかもを理解している穏やかな日本人社長に惹かれはじめ、社長の通訳を務める青年は、頭がいいのに貧しくて学ぶ機会を奪われてきた美しいテロリストの少女にスペイン語を教えながら愛情を深めていきます。
また、プリマドンナの歌に惹かれ、自分の中の歌いたい気持ちを押し隠せなくなったテロリストの少年を、プリマドンナは今世紀最大の天才と見いだし、レッスンを付けるようになります。
家事はメイドまかせだった副大統領は、自分の官邸を人質たちのために快適に保とうと走り回るうち、自分が自分の家の中のことすら知らなかったことに気付く。そしてまだ小さいからアシスタントに回されることの多い一途で気の利く少年テロリストを息子のように愛し、本人の了承を得て、解放されたら養子に迎える約束をします。激しい愛妻家のフランス大使は全員の食事作りに夢中になり、社長の部下はプリマドンナの専属ピアニストよりも才能あるピアニストであることを見いだされます。

時間に追われ、お金と名誉ばかり求め続けた人質たちは、はじめて時間に追われない生活に安らぎをおぼえ始め、貧しいテロリストたちは知的な大人たちと接して、少しずつ広く豊かな(知的に)世界を知って行ったのです。肌荒れの酷かった少年テロリストの肌が、数ヶ月の間に綺麗になったというような記述がさらっとあるのですが、単に栄養状態が良くなったというだけでなく、彼がこれまでの人生で最も精神的に安定した生活を送っているという暗示でもあります。当代最高の歌姫の歌を毎日贅沢に聞いてるわけですし。(これがもっとも贅沢なことであるというのは、テロリスト、人質、双方が自覚しています)
それ一つとっても、両者の心が寄り添っていったのがストックホルム症候群などではなく、テロリストと人質という関係ながら、人と人との真摯な触れ合いであることがわかるのです。

官邸内で起こった小さな事件を切っ掛けに、人質たちは庭で体力作りをすることも許され、少年たちとセレブでサッカーの試合をやったり、なんだかほのぼのと牧歌的な時間が流れて行くのですが──

以下、ネタバレなので、畳みます。

拍手を変更しています

サイトの背景画像を変更してみたり、拍手を変更してみたり。
ほとんど勢いで書き上げて、校正もほとんどしないでのUPなので、いずれサイト内に収容するときにはものすごい修正が必要かもしれません。
三話目はこれから書き、四話目はもう出来てるという、一体どういう書き方してるんだろうって感じですが、書きたいとこから書いてるので仕方ないのです(つまりエロですね)

同時進行のバニシングが今そういうところじゃないですし、テキトーに書いてるオリジナルも健全NLで、ちょっとエロ書きたくて仕方なかったので、今回は結構頑張ってます。

あとはTOP絵も変更したいんですが、手がまわるかなー。
だいぶ時間の使い方が上手くなってきました。

ほたるの群れ3巻

気付いたら随分放置です>< すみません急にオリジナルが書きたくなって、荒くともラストまで書き留めておこうと少ない時間を充ててしまっています。きちんと書く気はいまはないので、最後までネタ的に書き終わったら気が済むと思います。

『ほたるの群れ』三巻読み終わりました。
今回表紙が阿坂でした。前にこの本について書いたとき、バトロワの七原秋也、川田章吾、中川典子の関係性に似ている、と言いましたがそのせいで阿坂のイメージを映画『バトルロワイアル』から山本太郎的な容姿(つーか髪型?)で想像していたんです。けど、なんだかFF7のザックスみたいな感じですねー少し後ろ髪は短いかもですが。脳内イメージ画を修正です。誰も聞いてないかもしれませんが、FF7はザックラであります。

ほとんどが阿坂と会長の戦闘シーンだったですが、冗長な感じは全くしませんでした。阿坂はやっぱりかっこいいです。ゴリラでもいい。会長の毒付きトランプや短剣より一撃必殺の掌底のほうが肉体派ぽくて好きだ……。ゴリラゴリラと呼ばれる阿坂を気にしている裕美の選んだ合唱曲『ゴリラのジジ』の歌詞がまた意味深で。前回合唱コンクールの曲のことなどあまり気にしませんでしたが(ほんとにある曲としりませんでした)三巻ではあらゆる人が「ゴリラーのジジー」とくちずさんでいて気になったのでぐぐってみたんですすよね。
なんだか川田君に似ていると思ってしまったせいか、常に死亡フラグが立っててハラハラします。最後まで生き残ってくれるのかしら……。こういうタイプの子が最後ふつーに生き残って、裕美みたいなごくごくふつーのお嬢さんと中学生っぽい恋愛とかして幸せになってくれたりしたら萌えるのですけど。

血みどろシーンが多すぎるので、友だちに勧め辛いと思っていたんですが、とうとう薦めてしまった。同じくお薦めの『レッドデータガール』がたいそうお気に召したようだったので気をよくしてしまったのですが、『深行(息子)派』の私に対して『相楽(父)派』といわれてしまったのは痛恨の一撃でした。私はなにを考えているのかわからない、得体の知れない人物に興味を感じないのです。
やっぱあれ、学校にヘリを乗り付けて迎えにくるというすべての女子のあこがれであろうことをやっちゃったのがポイント高かったのでしょうか。でも私はわかりやすさと将来性を取りたい。

話が逸れましたが、痛い描写とラノベの苦手でない方にはほんとお薦めです。幻冬社文庫ですが内容はラノベです。バトロワOKなら怯むことはないと思います。
同じくスタジオエトセトラの『童話物語』もお薦めなんですが、最初が愛猫家には辛いかもしれません。(虐待とかではないんですが……)貸した相棒は何年もそこでとまったまま先が読めませんでした。今は文庫にもなってるようなので、手にはとりやすいはず。

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