マイウェイ 12,000キロの真実
激しくネタバレ……というか、ラストも明かしてますし。かなり腐った見方してます。
この映画をあれやこれやの思想抜きでエンタメとして見られない方、俳優のファンの方、この映画を腐った目で見られるのが耐えられない方、続きを読まれませんように!
いろいろ障りがあるかもなので、俳優の名前は書きませんし、忘れてください。
数奇な運命の果てに日本軍の将校と兵士となり、ロシア軍の捕虜となり、ロシアのためにドイツと戦い、(一応保護を求めた形なのかな?)同盟軍(日本と)ドイツ軍として連合軍と戦いまた捕虜に……と三国の軍服を着て戦った辰雄とジュンシクが主人公の映画です。彼らをつなぐのは走ること、マラソンです。
えー一応実話、ということになっていますが、多分微妙なところが多いんじゃないかな。連合軍がドイツの兵士を捕虜にしたとき、その中に東洋人がいた、というのだけは実話らしいですが。まあ本当のことかどうかを検証しながら観る映画でないことだけはお伝えしておきますね
最初から最後までなにこれ包容攻×ツンデレ受じゃんってかんじでした。辰雄(受)の最初のツン、軍人になってからの馬鹿っぷり(長髪のころのルークなど足下にもおよびません)はかなりアイタタなんですが、なぜか側近? たちには慕われてて総受的な感じにも見えます。ほんとにうわあ……って感じなんですが、愚かな自分とおなじことをしているロシア将校を見て自分の愚かさを悟りますし、一回デレたら一生懸命ですごくかわいいです。たとえ無精髭が生えてても!
ドイツ軍に編入された後もずっとジュンシク(攻)を探してたようで、仲間から「友達まだ見つからないの」的なことを言われてる……ってことは、「友達探してるんだけど、知らない?」って辰雄が言ったってことですよね。
砂浜を走るジュンシクを見つけて辰雄が一心に駆け寄ったとき、抱きつかなかったのが私は大変不満でした
自分を助けるためにジュンシクが聴力を失ったと知って、より深まる愛……w(怒らないでください怒らないでください)
連合軍との戦いになると知って、辰雄が脱走と帰国の手はずをつけるのですが、脱走のその夜、連合軍が攻めてきてしまい。二人は互いを庇いつつ走って逃げるのですが、ジュンシクはとうとう倒れ……(´_`。)グスン
ジュンシクは苦しい息の中でドッグタグ(かな?)を外して辰雄に渡すんですが、てっきり形見として持ってかえってくれということかと思いきや、日本人とわかったら殺されるかもしれないから、お前はこれから朝鮮人になれというのです。日本軍に無理矢理徴収されたって言えって……(これ、ジュンシクがそうです)うう、なんという愛……
じりじりと連合軍兵士が周囲を取り囲む中、辰雄の悲痛な慟哭だけが響くのです
多分別に日本人とばれたって、殺されやしなかったんではと思うんですが、結果として、EDではキム・ジュンシクという名で生きていっている辰雄の未来の姿が移ります。ジュンシクという名でマラソンに出場していて、本物のジュンシクの姿がかぶると……。
いや、普通にテレビ中継とかもされてるんだろうし、見る人がみたら「あれ辰雄じゃん」って思うと思うんですけど。お互いにそれなりに有名人だったんだし。ジュンシクの家族も「あれジュンシク違う」って気づきます、多分。
──でもそんなことどうでも良くって!(言い切るよ)
愛する人の名で、その身分で、同じ夢と人生を背負って走る究極の愛!!
世間の評価はボロカスのようですが、私は大・大・大満足でした!(まあまともな見方じゃないからなー><)
最後にもう一回。
苦情はなしでお願いします>< 軽蔑されるのは全然かまわないですので
ところで返事は不要ということでしたが、とても納得いたしました!
考えてみれば、両方食べられるけど、どちらがより好きか、ってあって当然ですよね。私は両方比べられないくらい好きなので、そういうことに考えが至りませんでした。ラーメンは味噌派ですが(全部好きだけど)「全部おなじラーメンじゃん。味噌か醤油かなんてその日の気分じゃん」と言われたら……まあそうなんですけど、それでも私は味噌が一番すきって言っちゃいますもんね。