Entry

闘犬アッシュ33

  • 2013/05/13 23:12
  • Category:SS

とりあえず新規、再読ともに借りたもの、持ってるもの、怒濤の勢いで読み尽くしました(*´∇`*)

オリンポスの咎人→ダークハンター→ブラックダガーブラザーフッド→カルパチアンとパラノーマル連作後、ヒストリカル、現代もの、単発パラノーマル(単発じゃないけど続きが気にならないものも)、シェイプシフター(正体が動物だったり。ぶっちゃけこれもパラノーマル)と読みましたが、この辺のシリーズの濃ゆ濃ゆ厨二病設定に頭がどうにかしちゃったのか、どれもわりと面白かったのに物足りなく感じてしまってがっくりです。
ヒストリカルとか現代ものとかだと、ヒーローもそう超人ってわけじゃないんですが、パラノーマルだと身長2M越えムキムキの巨体、レザーパンツ、レザーコート、巨根shineがお約束です。(あーヒストリカルでも現代物でも巨根はお約束かなあ……。「太くて長い」くらいでさらっと書いてあることが多いけど)ま、ヒロインも180cm近い子とか普通にいるわけですが。キスに程よい身長差は15cmと言いますので、そこらへんをきちんと守ってきている、という感じなのでしょうか。身長差カップル好きの私としてはそのようなヒーローには160cm前後の女の子(あるいは男の子)を持ってきたいところだけど、今のところ身長差カップル萌えの海外作家さん知らないんですよね。

思えばBLも攻の身長180越えで巨根、というのがほぼお約束になってますし、(この20cmの差が、日本人と西洋人の体格の差なんだろう)年齢、国籍など越えて、女性は男性に高身長と巨根を求める生き物なのでありましょう。それを欲求に忠実に、余すところなく表現したものがBLであり海外ロマンス小説なわけですから、BLが好きな人は男女カップルが苦手だというのでないかぎり海外ロマンスもイケルとみました。

けれども各シリーズ通してどいつもこいつも「太い」「長い」「巨大」「切り株のような」「腕が一本生えているような」「巨大な砲身」とか言われると、本当は誰が一番でかいのか、パンツ脱いで一列に並ばせて確かめてみたくなります。脳内でイメージ序列作ったりしてしまった……(多少キャラへの好感度が左右することは否めない)

パンツと言えば、パラノーマルヒーローはなぜかパンツ履かない奴多いです。今まで気にとまらず流してたんだけど、ダークハンターの「ヴェイン」でヒロインのブライドが「下着をつけない男ほどセクシーなものはない」とかなんとかいうようなことを思うシーンがあって、私は仰天して「パンツ履かないでジーンズ履く男とか本当にいるのか」と主人に問いただしてしまいました。いるんだそうですよ〜そういう一派が^^; なんかだんだんそこだけ黄ばんできそうで嫌だなあ。全然「セクスィ〜heart04」とか思わないです。「トランクスが似合う男はいない」(@ジュリアン)には同意しますけど。ただジーンズのごわごわで皮膚が終止こすれることで、感度が鈍って長持ちするようになるというお得な効果もあるようです。いいことなのかどうかは微妙だな、と思いますけど……。

……というようなことを聞くと、なんだか闘犬のアッシュってパンツ履いてないような気がしてきませんか。私はしてきました。なんというか、下着までは支給されてなかった的な意味で。ヴァンはくれるだろうけど、履かないのに慣れてたら逆に気持ち悪いと思うこともあるかも。それで少し遅漏気味なのかもと思うとすべてのつじつまが……!

ってなんで巨根とパンツの話になったのかっていうと、浸っている間そういうことしか考えてなかったからです。一冊の半分はH/Hがムラムラしてるシーンだからかなー。

ロマンス小説から抜け出すには強い意志が必要!でも……><

↓の日記でダークハンターシリーズのザレクは好きと書いたらなんだか読みたくなって、久しぶりに読み返し(これだけ持ってる)、また泣かされた──と思ったら火がついてしまいました。

ダークハンターシリーズっていうのはこんな話です。(超端折ってます)

呪いのせいで短命を運命づけられたアポライトという種族の人々が、寿命を伸ばすために、人の魂を奪いダイモンと呼ばれる生き物になる。これを狩るために作られたダークハンターという人々がヒーローのお話。

次作の「ウルフ」の途中から読まなくなってたので、図書館で借りて「ジュリアン」(これは関連作ですがシリーズではないらしい)から「ザレク」まで読み返し、「ウルフ」「ヴェイン」まで読了しました。初めて気付いたけど、「ジュリアン」は初読だった。「ウルフ」はやっぱり最後まで読むのがしんどかったけど、「ヴェイン」は面白かったです。太っていることにコンプレックスを抱いた女性がヒロインのお話。

女性の自称「わたし、太ってる」は今イチ信用ならないところもありますが(とある国内ミステリ小説では叙述トリックの一つに使われた)、著者のサイトのイメージ写真を見る限りほんとにかなりぽっちゃりしたヒロインのようです。とはいえ、「タロン」にボッティチェリの描く天使のような、という記述もあったので、西洋絵画に出てくるようなふっくらして柔らかそうな、芸術的な裸体なのかな、と思います。

そういうヒロインが2メートル近い身長の「ホットでゴージャスな男性」(この表現ほんとなんとかならんのか……)にほとんど崇拝されるように愛される、という話なので、パラノーマルとはいえこれぞハーレクイン!! って感じですが、我々女性から見れば、ヒロインは穏やかで控えめで優しくてユーモアもあり、それでいて芯は強い(ハーレクインにはスカーレット・オハラ並みにヒステリックなヒロインも多い)可愛い女性で、見る目のある男性が愛情を捧げるのにはむしろほっとするものがあります。……「タロン」でヒーローのヴェインが一目惚れしたので、もしかしたら初めは外見に惚れたのかもしれないけど。(どこがパラノーマルかっていうとヒーローが人狼ってとこです)シリーズのH/Hが思わぬ形で登場するのも良かった。吹いちゃうところが結構ありました。ウェアウルフは絶倫だそうなので、これからは努力しなくても痩せるよ、うらやまs(ry

とはいえ、「ザレク」には及ばないなあー。パラノーマル系のロマンス小説で泣いてしまうっていうのは滅多にないですが、これは泣ける。これは虐待され、軽蔑され、誰からも忌まれ、排除され、誤解されて、自分を守るため切れやすく、猜疑心が強く、暴力的になってしまったヒーローがヒロインによって愛を知るまでの話。

同じくパラノーマルのブラックダガーブラザーフッドのシリーズのザディストにキャラかぶってるような気もします。このシリーズもザディストが主人公の三作めが一番好きなんですが、どれも良いので、ロマンス系のパラノーマルに興味があるという方にはこっちを薦めたいかな。奇しくも、両者とも「ゼット」と呼ばれていたりする。ゼット、というと、わたしが真っ先に思い浮かべるのはゲーム「ワイルドアームズ」のゼットなんですが、彼もいい男でしたので、なんだかな、そういう名ってカッコいいキャラに付けたい名前なのかな。「ワイルドアームズ アルターコードF」(なんというか、ワイルドアームズのリメイクみたいなゲーム)で目の見えない女の子にアウラという名が与えられ、匂わされていただけのロマンスがはっきりさせられたことに私はずいぶんはしゃいだもので。ひところゼット×アウラの二次を読みあさってたもんです。

話はそれましたが、そんなわけでブラックダガーも読み返してまして>< 図書館で未読のパラノーマルやヒストリカルも借りちゃったし、全く自分が書こうという気が起こりません。すみませんが、更新は少々お待ち下さい。

ロマンス小説は麻薬のようなものでねっorz

闘犬アッシュ32

  • 2013/05/02 19:50
  • Category:SS

アシュルクロマンス小説風を書くためのおさらいとして、このところ海外ロマンス小説をいろいろ読んでみているんだけど、さすがのハーレクイン社ではそれほど「ええええ」というような訳はないようです。ちょっとがっかり。
人気が高いと言うダークハンターシリーズを途中で放り出した(「ザレク」は面白かったです。訳はアレでも)私としては、内容、タイトルからしてそこはかとなく似たにおいがするので避けていた「オリンポスの咎人」シリーズをオモシロ訳に期待して読み始めたんですが、そんなわけでちょっとばかり拍子抜けしています。

というか、「オリンポスの咎人」シリーズはすごいですよ! ヒロイン、ヒーロー共に、いっそ清々しいくらいセックスのことしか考えてないんですよヽ(゚Д゚;)ノ!! お互いの顔をみるたびにカッキーンでジュワジュワな感じです。まじで。暑苦しさ転じて爽やかさを感じるくらいに! ハーレクインって、つまりどんな感じのお話なの? と言われたら、今度から迷わずこれを薦めよう……(ハーレクイン嫌いを増やすだけだって……)
カップリングはシリーズ一作ごとに違って(攻、というかヒーローは全員咎人仲間)ワンコ×純粋健気?、生真面目×デレツンデレ、ドM×勝ち気? って感じで現在三作まで読みましたが(これ以降は貸し出し中のため予約待ち。古本屋で105円なら買うかもしれない)、ここまで突き抜けているとこれまで文句ばっか垂れていた「ハヤスギ!」「ヤリスギ!」の文句もしぼんでしまうというもの。これがベストセラーって……あちらの方々ってほんと肉食系なんだなあ……。いや、私も超・肉食系だという自覚がありましたが、まだ慎みってものを捨ててはいないんだってほっとしました。なんというか……日本人やばくね? と思っちゃいました。セクスレス夫婦とかカップル増殖中な意味で。

とかぐずぐず言ってはおりますが、訳が気にならないのでちょっとこのままどんなカップルがいるのかシリーズをおっかけてみたいと思います。

ハーレクインとか、海外ロマンス小説を読んだことがない方は、こういうの最初に読んだらダメですよ><b ハーレクインにはもっとしっとりほんわかした良いものもあります。最初は嫌っていたり憎みあっていたのが徐々に……とか。こんな、出会った瞬間に「ヤリたい!」みたいなのはそう多くは……ないんじゃないかな……。

以下、闘犬です。闘犬はいつもよりアクの強い文章をそれなりに目指したつもりでしたが、まだまだ甘かったなー

RWBY

かなり有名らしいので、ご存知の方はもうとっくにご存知だと思いますが、私は昨夜、訪問したブログのリンク記事を辿っていて初めて知りました。

R red
W white
B black
Y yellow

でRWBYという、海外のアニメトレーラーです。現在R、W、Bが発表されています。

海外のアニメというといいとこ○ィズニーとかで、あるいはアメコミみたいなのとか、カートゥーン、童話のような牧歌的なもの、というイメージがありましたが、バリバリのアクションアニメで、キャラクターも日本のみたいで可愛い。えーと、元MIND CROSSのトモノリさん(いきなり名前出してすみません;;)系の絵、というとイメージが沸きやすいでしょうか。

それがギミックバリバリの武器を振り回して敵と戦うのです。すっごいカッコイイのです〜っ!! CGはR<W<Bの順に美麗になっていきますが、好きなのはB>R>Wかな? うーん女の子は可愛いけど、Wは今イチな感じ……。女の子キャラがメインなんですが、Bでは台詞ありで男性キャラも登場しました。女の子に時間稼ぎをやらせておいてとどめを刺したのが男性キャラ(アダム? 女の子の名前はわからなかった)なことを思えば、男性メイン? なのかな? 顔は半分仮面で覆われていますが、イケメン臭がぷんぷん臭うかっこいいキャラでした。ロマンス希望!! 最後のシーンに妄想があれこれ走ります。順番に観て行くと、月? が欠けていってるようなのもすごい気になります。

ようつべとかでRWBYと入れれば観れますので、ご存知でなかった方はどうぞRから順番に観てみて下さい。ほんとすごいから! アクションもですが武器のギミックがheart 音楽もぴったり合っててかっこいいです。とくにB! 最初に兵士たちと戦うところの曲はもろ私ホイホイ!

残るYの発表を私も楽しみに待ちたいと思いますが、ほんとこれ、なんのトレーラーなんでしょうね。まだ全貌は明かされていないようです。格ゲー的な動きを思えば、ゲームのトレーラーなんでしょうか。主人はオンラインの格ゲーじゃないかって言います。Bの女の子の戦闘中の声とかモロそんな感じなんですけど。格ゲーは出来ないから、ゲームじゃなくてアニメだといいんだけど。

闘犬アッシュ31

  • 2013/04/26 23:57
  • Category:SS

もう少しルークをいじいじさせたかったですけど、私の気が短くてダメですね。

「晴れた日〜」も、もう少しルークの苦悩を深く書きたかったんだけど、先へ先へという焦りがあのときはあって。今回ももう少し引っ張る方がいいとは思うんですが、やっぱり早くENDマーク付けたい思いが先走ります。

最初のあたりを数話読み返してみました。勇者だ私……! インゴベルト伯父さん、ずっとグランコクマに住んでたみたいな気でいたけど違いましたね。ルークの学校のために移住したんだな。ってことは、飛行機事故の現場がもうおかしいです>< これはさすがにないわー。一年も放棄できないだろうと思うんですけど、そのあたりでもう苦痛になって読めなくなりました。

とりあえず亡くなった奥さんがマルクトの人だったのが切っ掛けでグランコクマへ移住してたことにしよう! そうしたら飛行機事故でアッシュが拾われたのがグランコクマでもOKなはず。

いつものようにちゃんと設定集的なもの作っておけば良かったな! ブログ連載の利点は思いつくままに書くから楽、ってことだったはずですが、これは案外面倒です。私の頭では超!単純な話でないと苦しいかも。

恋のしっぽをつかまえて

my神のもう一冊の本、本日密林から届いたので読み始めました。面白くて、読み始めたら一気でした!

ドタバタコメディ的なものだと思ってましたが、私が笑いのつぼをいまいち掴みきれなかったせいか、時折くすっとするところもある普通のシリアスなストーリーのような感じで、かなり読みやすかったです。ドタバタはかなりしてますが……。なんと言いますか、二冊を比較すると「フェア・ゲーム」は物語も登場人物も品の良い感じですが、こちらはもっと生臭かったというか、やや品のないイメージ。訳もそれに合わせて言葉を選んであるように思いました。けど、「ファック」はやっぱり「ファック」でいくしかないんですねー。これよ! という日本語、ないですもんね。

以下、ネタバレしてるので畳みます。犯人とか、そういう重要なことには触れていませんが、あとがきをちゃんとあとで読むタイプの方はお読みにならない方が賢明です。

闘犬アッシュ30

  • 2013/04/21 18:28
  • Category:SS

波動砲〜heart04

ヤマト発進のときはじわっとしたけど号泣はしませんでした。発進前に砲台動いてるし……><

波動砲は発射前のタメで興奮、直前の戦闘も興奮、ああ……っ!
なんかもう、なにもかもが良すぎて泣けてくる。沖田館長は今回の方が声渋くて好きだ。

本当かどうか亡くなってるので本人に確かめたことがないんですが、母方の祖父(職業軍人であったそうな)が戦艦大和で通信兵だったという話を幼いころからこっそり聞かされて育ちましたので、あの名前と形にはそれなりに思い入れがあったりします。いろいろ極秘だったはずなんで、嘘くさいなあとは思ってるんですが。

興奮覚めやらないまま、以下闘犬。

寒いっ><

木曜日は夏日だったのに、金曜は寒く、今日は極寒……><
四月も半ば過ぎたのになんなんでしょうね、これ。体調がめちゃくちゃおかしいです。鼻水垂れて仕方ないし、怠い……っ

 

RDG五話目まで観ました。最初泉子が原作よりイラっと来る感じでしたが、すぐに原作通りの女の子になってくれて良かった。キャラデザは当初可愛いと思っていましたが、続けて観ていると少し違和感があるような気がします。表紙絵のイメージとちょっと違いすぎるからでしょうね。相楽父はアニメになってより好きじゃなくなりました! 胡散臭すぎる。でも私は何度か意味も無くアピールしている通り息子派なのですが、泉子母宅の上半身裸のショットにはドン引きしました。筋肉、なさすぎる……っ><

なんだこのしょっぼい裸は! いくら子どもとはいえ、あれこれ鍛えているんだからもうすこしマッチョでもいいのではないでしょうか>< ムキムキにしろとはいわないからさあ〜! いくら私がムッキムキスキーでも高校生の男の子にそんなもんは求めていません。でもひとかけらの筋肉もなさそうな、骨の上に直接贅肉が乗ったような、あれはどうなんだろう。

……ええまあ、こんなことを語るお話でないことは分かっているんですが……

荻原先生の小説は、登場人物たちの話し方が非常に綺麗です。私は大好きで、オリジナルを書く場合は影響を受けているような気もします。本と比べると、現代の高校生の話し方ではないように思えて違和感を感じなくもないんですが、アニメになっても変わってなくて嬉しい。そこが今時の話し方になっていたら、もうそれは荻原文学とは言えないような気もするので。

荻原先生の作品はどれも話し方が綺麗で、そこが一番好きだと言ってもいい。
知らない人はもうほとんどいらっしゃらないとは思うんですが、勾玉三部作は白鳥>薄紅>空色の順に好きです。友達には空色より薄紅が好きって変わってると言われましたが、阿高と苑上のカップルもさることながら阿高の両親が結ばれるまでの過程がまた、なけなしの乙女心をくすぐるのです。一番好きな作品は、と言われたら「樹上のゆりかご」と「これは王国のかぎ」が同率首位になるでしょうか。この二作は主人公が同じで、時系列的には「これは王国のかぎ」→「樹上のゆりかご」となります。

「西の善き魔女」は……。まあ、嫌いではありません。が、ちょっと他のに比べるとレーベル的にもラノベ臭が強かったというか。ラノベは肌に合うものが非常に少ないのです。

闘犬アッシュ29

  • 2013/04/18 20:59
  • Category:SS

昨年入院時からずっとさぼってたジョギング、やっと昨日から再会しました。しばらくさぼるとなかなか再会する意思が出ないのと、あと薬のせいで身体がずっと怠くて、明日から、明日からと言いながらどんだけ経った>< 5kmしか走れなくて、残り5kmは歩きました。筋肉がもうぼろぼろに落ちてて、今朝から全身筋肉痛です。明日また出ますが、5kmも無理かもしれないです。ちょっとづつリハビリするしかないですね。

以下、闘犬です。

マフィアというとゴッドファーザーくらいしか知らないので、なんとなくゴッドファーザー3を思い出しながら書いてました。見返したいけど、どれも三時間くらいあると思うとなかなか手が出なくて。最初からあれを意識していれば、最初のお取り引きはきっと高級なホテルの一室かヴァンのオフィスだったはずで、廃ホテルなんかでは行わなかっただろうと思います。ヴァンが巨大マフィアのドンとかって、二話目以降の後付けだしなあ……。

まあそうなるとルークとアッシュはどこで出会ったんだ、ってことにもなるんですけど。

※修正しました。(2014.11.08)

フェア・ゲーム

my神が翻訳を担当された『フェア・ゲーム』やっと読めました……!

雑誌で訳された短編が、それなりには面白かったものの、ものすごく性に合うものではなかったため、急いで買わなくてもいいや、と思っていたら、あっという間に完売したらしく手に入らなくなっちゃってたんですよね。

面白かったです。少なくとも買って損はしなかった。高いですけど……>< 厚みと、各関係者様にお支払いするぶんを入れるとこんなものなのかなと思います。表紙絵が好きではなく、購入に踏み切れないもう一冊も読んでみようかな……。

訳はなめらかですごく綺麗だと思いました。少し前に書いた「守護天使に〜」とは比べ物にならないくらい。語彙が豊富な方ですから、それなりに苦労されることはあってもぴたっとくる日本語をちゃんと持ってこられるんでしょうね。少なくとも私が海外ロマンスものでドン引きするようなイカニモ表現は皆無でした。(っていうか、原作者の力量もあるのかも……。再会ものだからかもしれませんが、すくなくとも出会った瞬間に頭の中で相手をマッパにして身体やら性器やら想像したあげく股間を固くしたりあそこを濡らしたりするようなビッチ的な主人公たちではなかった)訳すのに困ってそのままになった英語も無かったし。いや以前に書いたけど「彼はすごくホットな男よ」とか、そういうドン引き表現山ほどあるんですよ。一回海外ロマンスもののテンプレ翻訳的な文章でアシュルク書いてみましょうか? 絶対爆笑します! っていうか、ドン引きします^^; 多分書きながら鳥肌も立つ。こないだの「ファックして」ももしかしたらこの方ならちゃんと日本語の卑猥な表現で訳したかなと思いました。

お話は膝の負傷で引退を余儀なくされた元FBI捜査官で現大学教授のエリオットと、FBI捜査官で過去三ヶ月だけ恋人的な存在だったタッカーの再会物語です。その恋人『的』な存在というあたりに、まっすぐなタッカーと何事にも慎重なエリオットの認識の違いがありまして、再会したからって燃え上がってすぐにベッドになだれこむようなことはなく、じれじれじれじれと……ああんもう〜heart04 という感じ。ほんと、解説の三浦しをんさんじゃないですが「落ち着いてよく話し合え!」です。

当然濡れ場も多くはないですが、私は「致した」ことが分かれば特に詳細は必要ない人なのでそれは無問題。(見栄はってんじゃねーよと思われるかもですが、本当です。有るにこしたことはないんですが、無くても)というか、海外ロマンスの濡れ場はぜんぜんそそりませんしねー。喘ぎ声とか執拗に書くのはこっちのBLとかフランス書院とかから出てる一見少女小説っぽいエロ小説だけの気がする。おっちゃんが読むような黒い文庫は意外にエロくないのです。

──と、余計な方向に話が脱線しましたが、そういうところを抜きにして語るとしたら、良く出来たミステリ小説、と言えるかもしれません。が、こういうのもう何度も読んだことある……><

ミステリ小説は国内、翻訳物問わず古いものから新しいものまで結構読んでるし、ミステリ部分には目新しさは全くない……。m/mでなかったら星2しか付けられないなあと思います。じれじれ好きなのでプラス1で星3かな。これでミステリ部分にもヤラレタ感があったらもう神認定するところですけど。

この方には吸血鬼もの(食傷気味)以外のm/mパラノーマルとか、日記で訳したいと言っておられた海賊ものとか訳して欲しいなーと思いますが、正直この方のオリジナルを越える原作なんてないような気もするのです。連載開始からもうじき丸七年になるアレを! 完結させて欲しい! 七年経つのに、まだ主人公カップルは最後まで致せてないんですよ><

Pagination

Utility

Calendar

10 2024.11 12
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

About

料理、読んだ本、見た映画、日々のあれこれにお礼の言葉。時々パラレルSSを投下したりも。

Entry Search

Page