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闘犬アッシュ40

  • 2013/06/17 21:05
  • Category:SS

dagoba新譜情報きました〜heart04 skilletと同じく25日です。国内盤は多分出ないし、輸入盤でポチしました。密林でも海外のショップのほうが若干安いので、多分すぐには聴けないけど。楽しみです。3rdから3年も経ってるんですね。私は一昨年「Black Smokers」のPV(リトル・ミス・バスタード、可愛いんだけど、病的なほどの色白且つ無邪気な美幼女なら好み的に完璧だった)を観てからファンになったのでそれほど待ってないけど、みんなずっと待ってたんだろうな……。abandoned poolsの七年を待った気持ちを思い出すと胸がつまされます……>< GN'Rの14年には負けるけど。出す出す詐欺も長かったので「今年(2008年)GN'Rが新譜出したら、ただでコーラを配っちゃうゼ! ヒャッハー!」と気炎を上げてたドクターペッパー社が無料クーポン配るはめになったりとか。「まさかこんな日がくるとは……」ってマーケティング責任者は言ってたそうですが。

闘犬アッシュ39

  • 2013/06/14 16:37
  • Category:SS

きりのいいところで、と思ったら少々長めになりました。

普段テキストエディットというエディタで、ページサイズで表示して書いているんですが、丸々1ページ分文字数が多くなっています。表示速度が遅くなるかなあ……すみません。

テラフォーマーズ

楽しみにしてたのに、五巻出てるの全然気付きませんでした! コンビニに寄った主人から「もう買った?」って電話あるまで><

物語の系統としては、「進撃の巨人」系だと思います。人類vs巨人=ゴキブリ人間という。そう、「テラフォーマーズ」における人類の敵とは、すなわちゴキブリなのであります。

21世紀のなかば、火星の地中に大量の二酸化炭素があるのがわかったので、火星を暖めて地中の二酸化炭素を流出させ、温室効果で気温を上げて……というテラフォーミング計画が持ち上がり、改良したした苔と、同じく改良したゴキブリが送り込まれたんですね。500年が経って、火星がいい感じになってきたので、ゴッキーを駆逐して人類が乗り込もうと思ったらゴッキーが思わぬ進化を遂げてて、逆に人類が駆逐されたという。このゴキブリ人間の進化に、なにやら人の思惑が入っていそうなところも「進撃の巨人」系かもしれません。そしてイケメンが容赦なく死んで行く……(☍﹏⁰)。

無防備に駆逐に出かけた第一陣が全滅してしまったので、彼らと互角に戦う能力をつけるために昆虫の遺伝子を合体させて強化した人間が主人公たちになります。主人公は……燈(あかり)ちゃんなのかな? 小町とW主人公なのかな? 一巻は小町小吉という青年が主人公だったんだけど、二巻以降はそれから20年後くらいになってて、小町は40超えてるのです。イケメンには変わりないけど、女性より男性にもてるらしいので、どういう系統のイケメンかは想像つくかと思います。私はもちろんタイプです。

ドイツ・南米第五班班長のアドルフさんに泣きました。あの浮気妻め……annoy 私は健気なエヴァ押しだったので、心痛まずに済んだけど。死亡率が異常に高い仕事だし、情が湧くのを恐れて部下とは一線を画して付き合い、常に冷酷に振る舞ってるのですが、実は非常に熱く情の深い性格。本人の思惑とは裏腹に、そんな班長を実はみんなが慕ってて、俺を置いて逃げろと言ってるのに逃げてくれないとか……! みんなの気持ちも痛いほどわかるけど、ほんとは部下が可愛いアドルフさんの気持ちを思うと号泣ものです……。゚・(>﹏<)・゚。

ところで、燈ちゃんの親は誰なんだろう? 少なくとも片親は絶対知ってる人のはずなんだけど。両親ともパグズ2号の乗組員で、試験管ベビーだったとしたら、やっぱあの人らだよなあと思うんですが、片親だけがそうだった場合はティンさん希望です。哀しい生まれ育ちだったと思うので、せめて愛する人を抱きしめたこともあったんだと思いたくて。(なので根拠は全然ない)

すごく面白いマンガなんだけどな……ゴッキー含めて昆虫駄目な人には絶対薦められないから残念。

ちなみに私は、ゴッキーを見つけると「殺ってやるぜ!!」と闘志が燃え上がるタイプです。残念ながら猫さんズも「殺ってやるぜ!!」なタイプらしく、ここ十年で3〜4回見かけたヤツらはすでに死体でありました。なので私の華麗な戦闘力は、実家に夏帰ったときくらいしか発揮されないのです。

バランスが悪いので

「事後」シーンのみで、エロシーンは入れないことにしました。もしも楽しみにして下さってる方がいらしたとしたらごめんなさいです。(´-ω-`)スイマセン

それであと四話でなんとか収まるような気がします。結果駄目だったとしても、出来るだけそのつもりで頑張りたい。

 

話は変わりますが、最近私ロマンス小説を結構読んでるじゃないですか。前から日記のネタにしようしようと思っていたのに忘れていたことなんですが、地の文に非常に気になるところがあるんです。

多岐に渡るジャンルで翻訳物を多く読みますが、これまでそんなことに引っかかったことはないので、ロマンス小説を主に訳してる方の癖?かお約束?的なものかも知れないと思うんですが(訳者さんのキャリアを見ると、これまでに訳した物が全部ロマンスものである人とか珍しくありませんので)「おなか」「おへそ」「お尻」と訳してる方がすごく多いのです。地の文でですよ?

──アッシュはまるで生命維持のためだけと言わんばかりに、激痛への恐怖に強ばるルークをうつ伏せに押さえつけた。きっと自分が抱くのが誰なのか意識したくないのだろう、ルークの上半身にシーツを被せて目に触れないようにし、パジャマを剥いでお尻だけをむき出しにする。

例に上げるとこんな感じになります。違和感バリバリです。「お」なか、「お」尻、「お」へそと、女性が「お」を付けないと妙に乱暴に聞こえる言葉ですが、地の文なら腹、尻、へそでいいのではないかと思います。「お」風呂とかね。私は普通にお風呂とかお肉とかお箸とかって言っていますが、地の文として書くときには「風呂」「肉」「箸」と書いています。

どうしても違和感を感じて、「お尻」「おなか(お腹、ではなくおなか、が多いようです)」が出てくるとそこで止まってしまって、前後一帯の文を読み直して違和感を噛み締めたりしてしまうのです。まあそうは言っても、これが小学校就学未満くらいの年齢を対象にした絵本とかだったら、「おなか」とか「お尻」と訳してあっても流してしまうかもしれませんので、少し気にし過ぎなのかもしれませんけれども。

 

私信になりますがfraさん、レス一日待って下さい。お教えいただいたキーワードで一度確認して感想を、と思います。それが私には多分起こらない現象だからって、他の人にも起こらないとは限らないんですけど、やっぱりちょっと胡散臭く感じてしまいます^^; 演技じゃないの?って。

闘犬アッシュ38

  • 2013/06/11 23:17
  • Category:SS

あと四話かあ……

うーん、なんか無理っぽいですね、すみません><

BL小説ではたまにある「どこも触られずにイク」ということが本当にあるのかすごく知りたいです。なんとなく無いように思うので、二次元エロかなあとは思うんですが。気持ちがいっぱいいっぱいな感じがして、可愛いですよね、そういう受。乳首イキくらいはありそうだけれども……

乳首と言えば、更新がストップしてた乳首小説(ひどい言い方だと思われるかもしれませんが、そうとしか)の著者さまが二年弱ぶりに「今年は再開したい」とおっしゃってるようでわくわくとどきどきが止まりません。攻と受の気持ちが通じ合い、攻が受を自分のものにするため動き出した直後の停滞だったので、この二年、あれこれと推理して妄想だけが膨らみ切ってます。

キスミー エンジェル

著者のスーザン・エリザベス・フィリップスはアメフトチームを中心にしたシリーズが多分有名なんだと思いますが、私にはあまり合わず忘れ果てていて、今回この「キスミー エンジェル」がすっごく面白かったので、この著者さんどんな他にどんな話を書いてるのかなとぐぐってみて「あっ、あの面白くもなかったアレのあの人か」とびっくりしました。

ヒロインは元売れっ子ファッションモデルの奔放な母にかなり特殊な育てられかたをした娘、デイジー。突然の母の事故死に打ちのめされ、病的な浪費癖に陥り、自分の資産も知らないまま小切手を切り続け、ついに逮捕されることに。助け手は実父(ロシア系アメリカ人)ですが、この借金を帳消しにするかわりにある男と六ヶ月間の結婚生活を送れという。

相手は実父と同じロシア系アメリカ人のアレックス。新郎の名前も憶えていない状態で結婚式に挑み、そのまま連れて行かれたのは、なんとサーカスの興行場。ヒーローは移動サーカスのマネージャーだったのです──

最初は軽薄な金持ちのわがまま娘だと思われていたヒロインですが、実際はかなり前向きな子で楽天家。ここがこれまでの生活においてはオツムの軽い落ち着きのない娘だと思われる由縁だったのでしょうが、逆境におかれるとこれは大変な強みになります。陥れられ、誰からも信じてもらえず、夫には冷たく当たられ、友人も出来ず、慣れない労働に肌も髪も荒れ放題で疲れ果てながらも、ヒロインはさぼったりもせず楽しようともせず真っ当に仕事にあたり、人よりも先に動物たちと心を通わせていきます。ほんとにくたくたなのに、問題点や改善すべき点なども厳しくチェックしていて、ただ漠然と仕事をしているのではないこともわかる。ものすごい生真面目で目端が利いて頑張りやの子なのですよ。読んでて、ヒロインの味方にならない読者はいないと思います。動物たちはそういうところをちゃんと見抜くんですね。

ペットがいる人にはおわかりだと思うんですが、動物ってほんと癒し効果ありますよね! ヒロインがこの逆境に負けず頑張れたのは絶対彼らのおかげで、ヒーローの存在じゃない。最初は動物たちにも嫌われていると思ってたヒロインですがどんどん世話にのめり込んでいくようすが、ほほえましくもありますが、すごくうらやましくもありました。

ヒーローはやはり幼い頃色々あった人間で、愛する、という感情がよくわからない。次第にヒロインに惹かれていっても認めようとせず、さんざんヒロインを苦しめます。終盤にそのせいでヒロインがとうとう壊れてしまい、それで初めてヒロインへの愛を認め、罪悪感を抱き、なんとか償いをして、ヒロインの愛をもう一度得ようと頑張るんだけど、遅いよと。ヒロインには可哀想なんだけど、私正直すっきりしました。ヒロインのこの姿を見て、もっと苦しむがいいよって。ぶっちゃけ虎のシンジュン、お前がヒーローでいいよって何度も思いました。シンジュン、いつ人型にシェイプシフトするのって(笑)

パラノーマルではないのでシンジュンは人型にはならず、なんだかんだいってもロマンス小説、最後はもちろんハッピーエンドです。天罰が下るがいい!と思い続けたヒーローですが、あの反省っぷりですし今度こそヒロインをちゃんと守るだろうと許してやることにしました。(超上から目線です)でも私はシンジュン×デイジーを押すけどね! 彼はヒーローよりヒーローっぽかった。

ちょっとひっかかった点は、ネタバレになりますが、ヒーローが二重生活を送っていた点です。ロマンス小説にはヒーローが貧しくてはいけない理由がなんかあるのですか? 最終的にはヒーローの財力が必要な局面があったわけですが、どうしてもヒーローに社会的地位の高い職業を用意しようという点には、なんか俗っぽさを感じてしまって(著者もですけど、読む人の俗物根性も考慮しているのかもしれないと感じる点が)、純粋にロマンスを楽しむための弊害になりました。別にサーカスのマネージャー一本で生きてる人でいいじゃんと思うんですが。

でも不満はそのくらいです。多分定期的に読み返したくなると思うので、買って手元に置いとこうと思います。heart01シーンはこれまたゴールデンタイム放送の洋画劇場(R指定なし)のベッドシーン程度のものですので、ロマンス小説苦手な方にもおおいにおすすめします。

闘犬アッシュ37

  • 2013/06/09 22:43
  • Category:SS

気付いたら長々格闘シーンを書いちゃっていましたが、わざわざ「アッシュは強い」のだと証明するシーンを作る必要などない上、まるで引き延ばし作戦のように思えたので全部カットで短くしました。たいして戦ってないけど結構強いって設定なのねって思っていてくださると幸いです。(少し書き足しました。2015.01.13)

あと何話くらいで終わるかな〜……
誰のためでもなく、自分のモチベ上げるためだけに次の一話はエロ入れたいし、アッシュがむにゃして、コンクール終わったよ的なお話入れて、エピローグ……となると、長くても5話はかからないでしょうか。かかるかな? エロ次第ですね、きっと。

なんか思ったよりも長くかかっちゃいましたけど、もう少しおつきあい下さいませ。

相変わらずロマンス小説は読んでます。前から読みたいと思ってたけど読まずにいて、今回ご紹介いただいた「フラッシュバック」は近日読んだ物の中でも突出して面白かったです!

カメラマンのセアラは、美しいモデルよりも自分をじっと見つめる老人が気になって、真意を問いただそうと警備員を向かわせるのですが、それに気付いた老人が逃げ出し、追われて車に跳ねられ、亡くなってしまいます。
自分が余計なことをしたせいでという自責の念以上に、奇妙なほど老人のことが気にかかり、あれこれと調べているうちに、遺品の中からどうみても自分としか思えない女と、若き日の老人が写っている写真を見つける……というお話。タイムスリップものです。

ハーレクインなんだからハッピーエンドのはず、とは思いながら、どうにも信じきれないハラハラ展開が続いたのですが、最後は大満足でした。抱き合って喜び合えればもっと良かったんですけど、投げキスでも十分。エロ、というより官能的なシーンすらなく、あるのは「ベッドに入って致したよ」的な記述のみ。この小説はそこを楽しむものではないので、ハーレクインロマンスは苦手、と言う人にもおおいにおすすめします。そうですね、話が似ているわけではないんですが、D・R・クーンツの「ライトニング」を面白く読んだ方には絶対面白いと思います。クーンツは15年くらい前にすごいハマって結構読んだんですが、今でも持ってるのは「ウォッチャーズ」「ライトニング」だけです。「フラッシュバック」のベッドシーンのそっけなさでロマンス小説を名乗れるのであれば、「ライトニング」も立派なロマンス小説だと言えるかも。

話は逸れたけど、ウォードの「夜明けを待ちわびて」も面白かったです。悲惨な子ども時代を送ったせいで人を信じられないヒーローにヒロインは最初憤っているんですが、その過去を知ってすべてを許し、受け入れようとする優しさがとても良かった。ヒロインもかなり苦労しているんですが、母親から「愛する」ということをちゃんと学んで成長したのだと思います。

ヒーローは三兄弟の真ん中なのですが、常に弟を庇い続け、鳥肌が立つほど凄惨な子ども時代を送った長兄が幸せになる話が読みたいと思いました。乗り越えるひともいるのでしょうが、多くの場合虐待された子どもは自分も虐待する側に回ると言います。せめてフィクションの中では完全なるハッピーエンドの物語が読みたいです。

真夜中シリーズ読了

三冊とも読み終わりました。

今後シリーズが続くのかどうかはわかりませんが、とりあえず三作品ともH/H共に同じタイプであるように思いますので、あまり長く続くと飽きがくるかも知れません。事件らしきものは三作ともあるんですが、そんなものを読ませる小説ではないので、ロマンス部分だけ重視してあとはあっけにとられるほど簡単に短く、清々しいほどの力技で解決。(でもそれが気に触ることはありません。ハードボイルド小説ではないので)この三部作で終わりのほうがいいような気もしますが、けど、あえてあと一冊だけ書いて欲しい!

三冊読んで、一番気になる男性はヒーローたちではなく、一作目、三作目のヒーローの仕事仲間であるジャッコというキャラでした。パンクファッション、全身ピアス、毒蛇のタトゥー、スキンヘッドheart04 音楽の趣味が合いそうな気がします。彼に、この三冊のヒロインたちと同じような清純系彼女とか出来たら……happy02 すごい私ホイホイなんですけど!

各H/Hは
「真夜中の男」元SEALの警備会社CEOジョン×インテリアデザイナースザンヌ
「真夜中の誘惑」元USMCの殺人課刑事バド(一作目のヒーローの友人)×大富豪の令嬢クレア(一作目のヒロインの親友)
「真夜中の天使」元SEALの鬼教官で警備会社の共同責任者ダグラス(一作目のヒーローの会社)×盲目の歌姫アレグラ(一作目、二作目のヒロインの親友)
という感じでヒーローはヒーロー、ヒロインはヒロインで全員横の繋がりがあります。ジャッコはその警備会社の人間で、鬼教官ダグラスが「命を預けられる」という実力の持ち主。外見は「部屋に入ったら顔を背けられる」ダグラスよりも上をいき「部屋に入ったら人が逃げ出す」恐ろしさとか。萌える……! お相手はぜひ素直で素朴で清純派美少女系美女でお願いします!

そんなこんなでヒロインはヒステリックじゃないし、頑固と言われても鼻につくほどではないし、美人だし小柄だし(ここ重要。といってもヒーローが全員巨大なので、身長差を考えたら170くらいはあるかもしれません。けど、体格差萌えの私は十分満足しました)全員が私好みだったのですが、ヒーローがね……

全員、ものっすごい過保護で超ウザイ!><

二作目のヒロイン、クレアがバドにうんざりする気持ちがすっごくよくわかります。三人のヒーロー'sは全員例外なく男性ホルモンを過剰に分泌しており、ヒロインを守ろうとするあまりに行動をかなり束縛したりもする。会社の人間を運転手に使おうとする公私混同、ヒロインがキャリアの為に人脈を広げるのさえ、その独占欲が時に障害になっていたりもする。

……って感じの割には、結局ヒロインの尻に敷かれてたりするわけですけど……>< 三ヒーローとも同じタイプってことは、著者さんこういう男性が好みなのかな? 

私にはどうみてもこの三人が「大人の男」にはちっとも思えませんでした。いつ「俺は危険な男だ」と自分で言い出すかと、母のような気持ちでひやひやと見守った……orz 日本人として、日本の社会で生きて来た私にとって、仕事とプライベートのこういう公私混同は違和感を感じるものですし、ましてヒロインが少しでも人脈をひろげるべき時に、真横で近づく人間を犯罪者を見るような目で睥睨してるとかってあり得ないです。度量が狭いなあ……。三人ともそれなりに実力者なんだから、ヒロインをのびのびと自由に生きさせたうえできっちり守ってみせたらどうなのと思う。まあ、守られる方にも危機感と自覚がなければ守りきれないってほどアメリカが危険だっていうことなのかも知れませんが。私にとっての理想のヒーローとは、先日日記にて紹介した「風のゆくえ」のヴィットリオのように、きちんと見守りながらも好きに泳がせてくれるタイプなんですよね。とかいって私がぐずぐず思っていても、結局のところ束縛されることをヒロイン'sは受け入れているんだし、私がとやかく言うことではないんですけど、私がヒロイン'sならどっかの時点でドン引きしてると思います。

弱点を作りたくないがために守るべき者を持ちたがらないヒーロー──ロマンス小説に限らずですね──いますよね。実際に愛する人を見つけると、確かにそれはアキレス腱にもなるけれども、それが彼の強さになったりとか、物語ではそうなるのが定石と思ってたんですが、特に一作目、三作目のヒーローなんかはヒロインの存在が強さに繋がったと読んでて感じる部分が全然なくて、帰ってダメになったような気しかしないんです。私がクライアントなら、ヒロインに何かあったら仕事放り出されるかもしれないと思うから、あんまり信用する気になれないというか。

楽しみにしてた三作めのヒーローも、最後のあたり、優秀な兵士のくせにこれまでに培った何もかもをすっとばして重傷を負った上、ヒロインも守れないかも、という事態に陥る。ヒロインを案じるあまりとはいえちょっともにょもにょ……。いざ何かあったときにこんなふうになるんじゃ、家から一歩も出ないで閉じこもってたって、危険なことには変わりないじゃんと思ってしまいました。

うーん。なんだかんだいって面白くは読めました。でも、もしこの先にこの警備会社関係のヒーローの本が出たとしても、ジャッコがヒーローでなければ飛びつくことはないように思います。

──ジャッコもまた、同じようなパターンになるとしたら、妄想で終わっておけば良かったと思うかもしれませんが……。

闘犬アッシュ36

  • 2013/06/07 21:09
  • Category:SS

ミステリ二冊、第二次世界大戦中のドイツ潜水艦小説上下を読んだ後再びロマンス小説に戻り、リサ・マリー・ライスの真夜中シリーズ読んでます。今、一番楽しみにしていた三冊目。おすすめいただいた主にロマンス小説などの読書感想などされているブログのヒーロートップ5の5位に入ってたのは、そのシリーズの三作めのヒーローです。
このシリーズ三冊ともヒロインがすっごく可愛いv 全員可愛いv クリスティン・フィーハンに爪の垢を飲まs(ry 

このシリーズもエロシーンがちゃんとエロで良いです。

闘犬アッシュ35

  • 2013/06/05 23:10
  • Category:SS

海外ロマンス小説を読んでると、ヒーローの体臭の表現として良く出てくる、うっとりするような『スパイシーな香り』

これがどういうにおいなのかと考えると、欧米の人はほとんどだという腋臭のにおいとしか考えられないのです。クミンのにおいですよね。クミン=スパイシーってことで。このにおいがヲトコのフェロモン臭と思い込んで育つのと、「腋臭クッセー」と思い込んで育つのとでそのにおいに関する感性が違うのではないかと思います。

だけどロマンス小説大国であるアメリカは、ものすごいデオドラント大国でもあり、日本では販売していないような強烈な消臭効果のあるものを当たり前のように日常使いしていたり、学校からもそういうものをエチケットとして使いましょうなんていうプリントが配られたりするらしいとも聞きました。病的なほど体臭や口臭を気にするって有名だと思ってたけど、なのになぜ『スパイシーな香り』が存在するのでしょう?

もう一つ。ポルノからの影響と言う噂もありますが、アメリカ人(ヨーロッパとかは知らない)女性は下の毛剃るのが当たり前というかエチケットで、日本人女性が剃らないのは(整えはするけど、パイパンは少数派ではないかな)不思議不思議とあちこちで言ってるのに、ロマンス小説では下着に手を突っ込んだヒーローの手が下の毛触ってるし、「髪の色より少し濃いブロンド」とかって色までまじまじ観察してるヒーローがいたりもします。

ほんとのとこどうなの? 『スパイシーな香り』は腋臭の臭い? ヒーローはデオドラントしない?
フツーの欧米人女性はパイパンが当たり前? 生やしっぱなしのヒロインは少数派?

ロマンス小説を大喜びで読む大勢のアメリカ人女性は、そこんとこどう思ってるんでしょう?

気になって仕方ありません。

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料理、読んだ本、見た映画、日々のあれこれにお礼の言葉。時々パラレルSSを投下したりも。

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