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2013年06月

闘犬アッシュ37

  • 2013/06/09 22:43
  • Category:SS

気付いたら長々格闘シーンを書いちゃっていましたが、わざわざ「アッシュは強い」のだと証明するシーンを作る必要などない上、まるで引き延ばし作戦のように思えたので全部カットで短くしました。たいして戦ってないけど結構強いって設定なのねって思っていてくださると幸いです。(少し書き足しました。2015.01.13)

あと何話くらいで終わるかな〜……
誰のためでもなく、自分のモチベ上げるためだけに次の一話はエロ入れたいし、アッシュがむにゃして、コンクール終わったよ的なお話入れて、エピローグ……となると、長くても5話はかからないでしょうか。かかるかな? エロ次第ですね、きっと。

なんか思ったよりも長くかかっちゃいましたけど、もう少しおつきあい下さいませ。

相変わらずロマンス小説は読んでます。前から読みたいと思ってたけど読まずにいて、今回ご紹介いただいた「フラッシュバック」は近日読んだ物の中でも突出して面白かったです!

カメラマンのセアラは、美しいモデルよりも自分をじっと見つめる老人が気になって、真意を問いただそうと警備員を向かわせるのですが、それに気付いた老人が逃げ出し、追われて車に跳ねられ、亡くなってしまいます。
自分が余計なことをしたせいでという自責の念以上に、奇妙なほど老人のことが気にかかり、あれこれと調べているうちに、遺品の中からどうみても自分としか思えない女と、若き日の老人が写っている写真を見つける……というお話。タイムスリップものです。

ハーレクインなんだからハッピーエンドのはず、とは思いながら、どうにも信じきれないハラハラ展開が続いたのですが、最後は大満足でした。抱き合って喜び合えればもっと良かったんですけど、投げキスでも十分。エロ、というより官能的なシーンすらなく、あるのは「ベッドに入って致したよ」的な記述のみ。この小説はそこを楽しむものではないので、ハーレクインロマンスは苦手、と言う人にもおおいにおすすめします。そうですね、話が似ているわけではないんですが、D・R・クーンツの「ライトニング」を面白く読んだ方には絶対面白いと思います。クーンツは15年くらい前にすごいハマって結構読んだんですが、今でも持ってるのは「ウォッチャーズ」「ライトニング」だけです。「フラッシュバック」のベッドシーンのそっけなさでロマンス小説を名乗れるのであれば、「ライトニング」も立派なロマンス小説だと言えるかも。

話は逸れたけど、ウォードの「夜明けを待ちわびて」も面白かったです。悲惨な子ども時代を送ったせいで人を信じられないヒーローにヒロインは最初憤っているんですが、その過去を知ってすべてを許し、受け入れようとする優しさがとても良かった。ヒロインもかなり苦労しているんですが、母親から「愛する」ということをちゃんと学んで成長したのだと思います。

ヒーローは三兄弟の真ん中なのですが、常に弟を庇い続け、鳥肌が立つほど凄惨な子ども時代を送った長兄が幸せになる話が読みたいと思いました。乗り越えるひともいるのでしょうが、多くの場合虐待された子どもは自分も虐待する側に回ると言います。せめてフィクションの中では完全なるハッピーエンドの物語が読みたいです。

真夜中シリーズ読了

三冊とも読み終わりました。

今後シリーズが続くのかどうかはわかりませんが、とりあえず三作品ともH/H共に同じタイプであるように思いますので、あまり長く続くと飽きがくるかも知れません。事件らしきものは三作ともあるんですが、そんなものを読ませる小説ではないので、ロマンス部分だけ重視してあとはあっけにとられるほど簡単に短く、清々しいほどの力技で解決。(でもそれが気に触ることはありません。ハードボイルド小説ではないので)この三部作で終わりのほうがいいような気もしますが、けど、あえてあと一冊だけ書いて欲しい!

三冊読んで、一番気になる男性はヒーローたちではなく、一作目、三作目のヒーローの仕事仲間であるジャッコというキャラでした。パンクファッション、全身ピアス、毒蛇のタトゥー、スキンヘッドheart04 音楽の趣味が合いそうな気がします。彼に、この三冊のヒロインたちと同じような清純系彼女とか出来たら……happy02 すごい私ホイホイなんですけど!

各H/Hは
「真夜中の男」元SEALの警備会社CEOジョン×インテリアデザイナースザンヌ
「真夜中の誘惑」元USMCの殺人課刑事バド(一作目のヒーローの友人)×大富豪の令嬢クレア(一作目のヒロインの親友)
「真夜中の天使」元SEALの鬼教官で警備会社の共同責任者ダグラス(一作目のヒーローの会社)×盲目の歌姫アレグラ(一作目、二作目のヒロインの親友)
という感じでヒーローはヒーロー、ヒロインはヒロインで全員横の繋がりがあります。ジャッコはその警備会社の人間で、鬼教官ダグラスが「命を預けられる」という実力の持ち主。外見は「部屋に入ったら顔を背けられる」ダグラスよりも上をいき「部屋に入ったら人が逃げ出す」恐ろしさとか。萌える……! お相手はぜひ素直で素朴で清純派美少女系美女でお願いします!

そんなこんなでヒロインはヒステリックじゃないし、頑固と言われても鼻につくほどではないし、美人だし小柄だし(ここ重要。といってもヒーローが全員巨大なので、身長差を考えたら170くらいはあるかもしれません。けど、体格差萌えの私は十分満足しました)全員が私好みだったのですが、ヒーローがね……

全員、ものっすごい過保護で超ウザイ!><

二作目のヒロイン、クレアがバドにうんざりする気持ちがすっごくよくわかります。三人のヒーロー'sは全員例外なく男性ホルモンを過剰に分泌しており、ヒロインを守ろうとするあまりに行動をかなり束縛したりもする。会社の人間を運転手に使おうとする公私混同、ヒロインがキャリアの為に人脈を広げるのさえ、その独占欲が時に障害になっていたりもする。

……って感じの割には、結局ヒロインの尻に敷かれてたりするわけですけど……>< 三ヒーローとも同じタイプってことは、著者さんこういう男性が好みなのかな? 

私にはどうみてもこの三人が「大人の男」にはちっとも思えませんでした。いつ「俺は危険な男だ」と自分で言い出すかと、母のような気持ちでひやひやと見守った……orz 日本人として、日本の社会で生きて来た私にとって、仕事とプライベートのこういう公私混同は違和感を感じるものですし、ましてヒロインが少しでも人脈をひろげるべき時に、真横で近づく人間を犯罪者を見るような目で睥睨してるとかってあり得ないです。度量が狭いなあ……。三人ともそれなりに実力者なんだから、ヒロインをのびのびと自由に生きさせたうえできっちり守ってみせたらどうなのと思う。まあ、守られる方にも危機感と自覚がなければ守りきれないってほどアメリカが危険だっていうことなのかも知れませんが。私にとっての理想のヒーローとは、先日日記にて紹介した「風のゆくえ」のヴィットリオのように、きちんと見守りながらも好きに泳がせてくれるタイプなんですよね。とかいって私がぐずぐず思っていても、結局のところ束縛されることをヒロイン'sは受け入れているんだし、私がとやかく言うことではないんですけど、私がヒロイン'sならどっかの時点でドン引きしてると思います。

弱点を作りたくないがために守るべき者を持ちたがらないヒーロー──ロマンス小説に限らずですね──いますよね。実際に愛する人を見つけると、確かにそれはアキレス腱にもなるけれども、それが彼の強さになったりとか、物語ではそうなるのが定石と思ってたんですが、特に一作目、三作目のヒーローなんかはヒロインの存在が強さに繋がったと読んでて感じる部分が全然なくて、帰ってダメになったような気しかしないんです。私がクライアントなら、ヒロインに何かあったら仕事放り出されるかもしれないと思うから、あんまり信用する気になれないというか。

楽しみにしてた三作めのヒーローも、最後のあたり、優秀な兵士のくせにこれまでに培った何もかもをすっとばして重傷を負った上、ヒロインも守れないかも、という事態に陥る。ヒロインを案じるあまりとはいえちょっともにょもにょ……。いざ何かあったときにこんなふうになるんじゃ、家から一歩も出ないで閉じこもってたって、危険なことには変わりないじゃんと思ってしまいました。

うーん。なんだかんだいって面白くは読めました。でも、もしこの先にこの警備会社関係のヒーローの本が出たとしても、ジャッコがヒーローでなければ飛びつくことはないように思います。

──ジャッコもまた、同じようなパターンになるとしたら、妄想で終わっておけば良かったと思うかもしれませんが……。

闘犬アッシュ36

  • 2013/06/07 21:09
  • Category:SS

ミステリ二冊、第二次世界大戦中のドイツ潜水艦小説上下を読んだ後再びロマンス小説に戻り、リサ・マリー・ライスの真夜中シリーズ読んでます。今、一番楽しみにしていた三冊目。おすすめいただいた主にロマンス小説などの読書感想などされているブログのヒーロートップ5の5位に入ってたのは、そのシリーズの三作めのヒーローです。
このシリーズ三冊ともヒロインがすっごく可愛いv 全員可愛いv クリスティン・フィーハンに爪の垢を飲まs(ry 

このシリーズもエロシーンがちゃんとエロで良いです。

闘犬アッシュ35

  • 2013/06/05 23:10
  • Category:SS

海外ロマンス小説を読んでると、ヒーローの体臭の表現として良く出てくる、うっとりするような『スパイシーな香り』

これがどういうにおいなのかと考えると、欧米の人はほとんどだという腋臭のにおいとしか考えられないのです。クミンのにおいですよね。クミン=スパイシーってことで。このにおいがヲトコのフェロモン臭と思い込んで育つのと、「腋臭クッセー」と思い込んで育つのとでそのにおいに関する感性が違うのではないかと思います。

だけどロマンス小説大国であるアメリカは、ものすごいデオドラント大国でもあり、日本では販売していないような強烈な消臭効果のあるものを当たり前のように日常使いしていたり、学校からもそういうものをエチケットとして使いましょうなんていうプリントが配られたりするらしいとも聞きました。病的なほど体臭や口臭を気にするって有名だと思ってたけど、なのになぜ『スパイシーな香り』が存在するのでしょう?

もう一つ。ポルノからの影響と言う噂もありますが、アメリカ人(ヨーロッパとかは知らない)女性は下の毛剃るのが当たり前というかエチケットで、日本人女性が剃らないのは(整えはするけど、パイパンは少数派ではないかな)不思議不思議とあちこちで言ってるのに、ロマンス小説では下着に手を突っ込んだヒーローの手が下の毛触ってるし、「髪の色より少し濃いブロンド」とかって色までまじまじ観察してるヒーローがいたりもします。

ほんとのとこどうなの? 『スパイシーな香り』は腋臭の臭い? ヒーローはデオドラントしない?
フツーの欧米人女性はパイパンが当たり前? 生やしっぱなしのヒロインは少数派?

ロマンス小説を大喜びで読む大勢のアメリカ人女性は、そこんとこどう思ってるんでしょう?

気になって仕方ありません。

情報ありがとうございます!

昨日の日記に書いた「正体」は判明しました。昔のはともかく、近年の社会派っぽいコミックは普通に手に入るようなので、読んでみたいと思います。

商業誌では最近描いていらっしゃらないそうですが、この機会にBL描くとか、紙で出すとか、してくださらないかな……。やっぱり今時のBL界だと受けない絵柄でしょうか。あまりに素晴らしいマンガだったので、ランキング上位のサイトさんも結構覗きましたが、どれも性に合いませんでした。

情報と言えばもう一つ。RWBYのyellowのトレーラーが発表されました。(エンドレスになっても、と思ってレスのレスは遠慮しましたが、その節はトモノリさん情報ありがとうございました)音楽がもう使われたものばかりで、それは残念だったけど、動画は素晴らしかったです。武器のギミックはREDの次に好きです。かっこ良かった! Rubyと姉妹かと思ったら血は繋がってないのか。まあ似ていませんもんね。

ヒゲのおっさんがなにげに気に入りました。大事なところを捻られちゃったのに、仲直りと言われるとキスしようとかw ただの好きモノかと思ったらちゃんと強いし。こういう男女が最終的にくっついたりしてたら、それは萌えるんですけど。うざいピンク脳ですみまs(ry

動画好き度はB>R>Y>W、武器はR>Y>B>Wかな。

 

でも正体が気になる

四月の終わりくらいにサイトを知り、七日おきの更新を楽しみに追っかけてたオリジナルBLコミックサイト様の連載が終わりました。

本編完結前に番外編はアップされてたし、二人がくっつくのはわかってたけど、それでも胸が一杯になりました。

攻は小3、受は中2からスタートの「少年期」編と、攻が二十歳になった夜の「青年期」編で本編は構成されています。主人公は攻のほうで、受けの子をすごく慕っていたんですが、ある出来事を境に受は姿を消してしまい、会えなくなります。恋愛感情のなんたるかも知らなかった子どもが、慕わしさ、会いたさのあまり少しずつ彼への想いを育て、その出来事の意味を知ったとき、その想いが恋愛感情であることを悟る、というところが鳥肌立つほどでした。その歳でお互いに劇的に恋して……なんていう話ではないんですよ。私はその存在を知ったのが最近なので、それほど完結までじりじりしないですみましたが、開設された当初から知っていたらものすごいじりじりじりじりしていたと思います。

惜しむらくは受が長髪になっちゃったことかな〜。別に似合うし受だからいいんですが、少年期編の短髪がかなり萌えるので。同じように思う方がいらしたようで、ブログに青年になってからの短髪絵もアップされました。受、髪切ってくれ……!って本気で思いました。

この著者様はプロのマンガ家さんらしいんですが、知人や身内にバレるからってことで、どうやら違うペンネームを名乗ってらっしゃいます。ってことは、BL書きさんではないのでしょうか? 凄まじく絵のうまい方なんですが(いやもうほんとに)見覚えがないんです。少し古いタイプの絵で……レディースコミックとかハーレクインのマンガ家さんとか言われたら腑に落ちる感じでしょうか。デッサン力ハンパないです。主役二人はかなりの体格差なんですけど、攻の腕とか太腿とかすごい筋肉!って感じで、決して受もひょろひょろしてるわけじゃないし華奢、って感じでもないのに腕の中にすっぽり収まる様子がすごくドキドキさせます。

ちょっと気になるな〜と言う方は「web漫画」でぐぐると二つ目くらいに検索サイトが出るので、ボーイズラブのランキングを辿ってコメント読んでみて下さい。20位以内に入ってらっしゃるので、それほど面倒ではないはず。うちのサイトがオリジナルならずばっと紹介もするんですが、こんな紹介の仕方ですみません。正直無料のwebコミックでこんなすごいもの読ませてもらって良かったのかって。紙で持ってたい……。本業がBL作家さんかハーレクインの方なら他のも読んでみたい。もちろんレディースコミックでも出てるなら読んでみたいけど、レディースコミックってコミックとか出てないですよね。

何度も涙ぐんだし、ドキドキもさせてもらいました。次は何を描かれるのか、すごく楽しみです。

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