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Category: 日常・ひとり言

鹿の王

電子版のみの特典イラスト(なんと梶原にきさんheart01)が付いているというので、上下バラで買う方が若干お得なのですが合本版を購入。(電子版の下巻にイラストがあるのかどうかはわからなかった)先日もちらっと言った通り、主人公の名がヴァンですので、私は師匠の顔で想像してしまって困ってました。このイラストのヴァンはすごく好みでカッコ良く! ユナは可愛くて、「よし! このイメージで!」と読み始めましたが、ちょっと「人造天使」のヴァンとルーク(ユナは女児ですが)だな……と思ってしまったりするとまたイメージが師匠に逆戻り……。

もう一気に読みたくなるのを堪えて堪えて努めてゆっくり読了しました。私は昔から上橋菜穂子先生の大ファンで、「精霊の木」からすべて所持していますが、最も好きなのはこれまでは「狐笛のかなた」でした。でも「鹿の王」読了後にはこれが一番になりました。「鹿の王」は、いつか巻末イラスト付きの紙の本が出たら、きっと買い直すだろうと思います。

〈独角〉のヴァンは死兵となって戦った先の戦いで一人生き残ってしまい、捕らえられ、岩塩鉱で奴隷となって働いていた。ある日、そこに獣が襲いかかってきて、つぎつぎに人を襲い始める。やがて、噛まれた人々は次々に謎の病に倒れ、ヴァンもまた、鎖で杭に繋がれたまま発熱し、倒れ伏す。

悪夢を見て目覚めた時、そこには征服者、奴隷含め、死者しかいなかった。人の力で切れるはずもない鎖を引きちぎり、ヴァンは岩塩鉱から彷徨い出たのだが、地上で働くものたちももまた、死者に成り果てていた。

生き残りや、食べ物、逃亡のためのあれこれを探して歩くうち、奴隷の食事を作る厨房で、同じく生き残った幼い子どもを見つける──

というようなお話。

〈独角〉というのは、生きる縁を失った哀しい男たちで構成された戦士団です。
親や伴侶、子や友、愛するものすべてを失い、生きる屍と成り果てても、いつか「常春の地」にて彼らに再会するため、自死を選ぶことも出来ない男たちは、何かの折りには氏族のために戦うと誓いを立て、代わりに掟に縛られずに自由に生きることを許されています。そんな男たちをまとめ上げる長がヴァン。氏族長からの要請で、これで死に場所を得ることが出来ると全員張り切って戦い、無事に(?)本懐を遂げることが出来たのに、ヴァンは多分優秀すぎたせいなのか、やはり一人生き残ってしまうんです。

征服者と被征服者の複雑な関係からなる政治的な話、獣によってもたらされる感染症、病原菌、免疫の話と、メインの登場人物の視点によって物語の中心となる事柄は違うのですが、この二つは強く絡まり合っていて、病を得ながらまたも生き残ったヴァンと、ユナを否応無く巻き込んで行くのです。

感染症の話はお医者さんが監修していることもあり、非常に詳しく、わかりやすくなっていますし、麻疹や天然痘などですでに馴染みがある話なので、つるんと入ると思うんですが、これがいわゆる異世界ファンタジーなのだと思うとなんだか不思議でもあり、新しい!と感じるようでもあり。

上橋先生作品は守人シリーズ、獣の奏者とアニメ化されたので、日頃児童文学は嗜まない方でもこれだけは読んでみようという方も多いでしょうし、感想はネタバレにも繋がるし書き難いですね^^; 個人的には上橋先生の最高傑作なのではないかと思います。暫定的にですが。次に出るものがもっと好きになるかもしれないし……。ぜひ、ご自分でお読みになってみてください。

今、Voiceを弄り回してるので特にそう思ったのかも知れないんですが(ヴァンがまた、voiceアッシュとは正反対の生き方をしていたため)、生きる、というのは、やはり素晴らしいことなのだと思いました。

中に、命を繋いでいくことが出来なかった、繋ぐことが出来ないかもしれない二人の女性が出てきます。ずっとここを読んで下さってる方はご存知の通り、私も、命を次世代に繋ぐことが出来ませんでした。

《一人一人が次の世代を産めたか、産むことができなかったかということで、その命の連鎖の糸が消えるようなものじゃないんです》 

それは実際に子どもを失ったことの無い人の綺麗ごとだと胸が詰まりました。ここでミラルが言っていることを私が心から理解し、納得するのは、もっともっと長い年月が必要なようです。或いは、理解出来ないままで終わるのかも。

でもそれでも、生きているということは大切な、素晴らしいことなんだと思います。ヴァンが〈独角〉でなければ、ユナの命はおそらく失われていたし、ユナを慈しみ、育てることで少しずつヴァンは生きる屍から生きた男、父親に立ち戻っていきました。ユナの命、オキの民の飛鹿の命を繋いだのはヴァンなのだろうし、もしかしたらサエの命──というより人生も繋いだかも。

一本の線のように命を繋ぐことは出来なくても、私も、せめてそのように何かを繋いで行ける、そんな生き方をしたい。どんなにささやかなものでもいいから。今死んでしまったら、私には本当にこの世に産まれた証が何も残りません。親兄弟やその子、友人たちが生きている間なら、憶えてくれる人もいるでしょうが、そのあとは? 誰の記憶にも残らず、大好きな人の血も残してあげられず、私には何が残るんだろうとずっと考えていました。未だに答えは出ません。

それでも今、生きることが楽しい、素晴らしいと思える限り、何かが残せるのではないかと、そんな希望を持てたらいいと思いました。

……今気付いたけど、今日は亡き父の誕生日だったんですね。なんだかこんな日にこんなことを考えているのが、父に申し訳ない気がしてきました。

……頑張ろう。

呑んだ! 食べた!

仕事帰りにそのままプール行って、1時間スクール、1時間ほぼ休み無しで泳ぎ続けて計2時間。しっかりお腹空かせてご飯行きました。

期間限定合鴨つくねの黒トリュフソースが死ぬほど美味しかった! 添えてあるマッシュポテトもよくローストビーフに添えてあるようなのと少し違って、若干チーズの味がしたような。家で作れたらいいのになあ。ソースは絶品で、パンできっちり!拭いました。

プレゼントは欲しい物を聞かれても今ないので、ちょっと保留にしてもらった……。さすがに密林ギフト券! とかは言い辛くて。←こういうのが一番助かるというか、嬉しいんですけどね……。一回そうしてもらったんだけど、ちまちまCD買ったり本買ったりするので、今イチ思い出に残らなかったです。

 

返信不要でコメント下さった方。

ありがとうございます!もう誕生日が嬉しい歳ではないはずなんですが、私やっぱりそう言ってもらうと嬉しいみたいです。

戦果!

農大の収穫祭に行ってきました。

友人の息子がそこの二年生で、去年も行こうよって誘ってくれたのですが、その時は色々用事があって。前からテレビなど見て行ってみたいなーとは思ってたので、今年はお誘いに二つ返事で乗りました。

蜂蜜とベーコンは欲しかったので、早めに出ることにして4時半に起き、7時に駅で待ち合わせです。2人とも10分前行動派なのできっちり6時50分に出会い、8時ちょっと前には到着。私は蜂蜜の列へ並び、友人はベーコンへ。ベーコンはお一人様一つ、一家族で二つまでなのですが、ハムとかソーセージが売り切れちゃうらしいので、結局二回は並ばなきゃならなかったのです。

戦果はこんな。

senka.jpg

蜂蜜の希望はリンゴ2.5合、そば、山桜各1合だったのですが、順番が来る前にリンゴ2.5合は売り切れてしまい(T△T) なら山桜2.5合、そば、リンゴ各1合、と希望変更するも山桜も売り切れてしまい。あれこれ考慮したあげく、山桜、ミカン、リンゴ各1合づつと相成りました。緑と黄色のリボンのは蜜蝋です。ファンタジーや、中世が舞台の小説とかで、普段は獣脂の蝋燭を使うけど、お祭りやお祝いの時に贅沢な(値段が高い)蜜蝋を用意するとかってあるので気になってたのです。

お昼は中国人の留学生さん?たちの小龍包と焼売食べました。小龍包はスープが入ってないけどすっごく美味しかった! 友人がおやつ用のマフィンやパイに並んでる間、私はベーコンの列へ。一時間半待ちだったけど、並んだ! 念願のブロックベーコン買えました〜heart01 ハム類は二種類を二つずつ買ってもらってたんですが、帰って来てからピスタチオ入りの方開けました。美味しいです。陶器類も生徒さんが作ったものなので「気に入った!」で悩まず買ってしまいました。大皿一枚に、同じ生徒さんの小皿二枚。ただでさえ安いのに、セットでのお買い上げなので、ってさらにお安くして下さいました。

味噌は売り切れるのも早かったので、早めに並んで良かったです。一番欲しかったのは待ってる間に売り切れたけど。

とにかく重かった〜><

3時からは吹奏楽聞いて、チア見て応援団の出し物最後までみて(とりあえず今年全部見たから、来年はすっとばせる)帰りました。疲れたけど面白かった。帰りに渋谷寄って芙蓉鎮借りて来ようと思ってたけど、もうほんのちょっとの距離が面倒になってしまって、まっすぐ帰ってきちゃいました。

友人は「来年は厚木の方に行ってみようよ〜」すでにわくわくしている様子。ご主人は並ぶの嫌だし、他のお子たちは兄の大学のお祭りなんか来たがらないらしく、一人だと行く気にならないらしい。うん、全然付き合うの苦じゃない。

こういう行事は冷めてる子は冷めてるみたいだけど、友人の息子は寝袋持ち込んで大学に泊まり込むほど熱心に走り回ってて、結局今日は会えませんでした。「髭そってねーし、昨日風呂入ってないから」って逃げられた(笑)小学生の頃から「植物学者になる!」って言って初志貫徹突き進んでる子なんだけど、「この子やっぱ変わってる」とか思いつつもこういう子がいる限りまだまだ日本の未来は大丈夫な気がする今日この頃です。

土漠の花(超ネタバレ注意!)

著者は月村了衛。私は初めて読む作家さんです。

母が「わりと面白かった。一気に読めるから読んでご覧」というので図書館に予約入れてました。

あらすじはこんな感じ。

ソマリアの国境付近で、墜落ヘリの捜索救助にあたっていた陸上自衛隊第一空挺団の精鋭たち。その野営地に、命を狙われている女性が駆け込んだとき、自衛官たちの命を賭けた戦闘が始まった。一人の女性の命を守ることは自分たちの国を守ることでもあった。絶え間なく降りかかる試練、窮地、想定外。無惨な死にひれ伏すか? 紙一重の生をつかみ取るか? 極限状況の中で男たちの確執と友情。人間としての誇り──。(背表紙のあらすじから)

今ソマリア沖で海賊が非常に問題になってて、実際に海上自衛隊や海上保安庁が護衛として参加していますし、この本はタイムリーというよりもろにそれを背景に書かれてますので、ざっとあらすじを聞いただけでもすごく興味があったのですが、順番は44番。いつになるかなーと思いつつ忘れていました。

一昨日実妹と話をしているとき(私はちっさいコマに色を塗ってましたが)それを読んだか聞かれました。てっきり母が妹にも勧めたのかと思ったら、妹は新聞書評で興味を持ったのだそうです。さすがに親子、興味を引くものが似てるんですね。順番待ちで44と言いましたら(予約して一月以上は経ってるので、実際はもう少し近くなってるはず)「私買った」というのでキャンセルして借りました。

まず、登場人物に年齢を含めて容姿の描写がほとんどない。なんとなく、この人はこの人より歳が上とか下とかわかるくらい。ですが主人公友永曹長の目線で語られる仲間たちの個性はそれぞれ際立っています。

中でも同じ曹長の新開のことを友永はよく見てますので(苦手っていうか嫌いっていうか)私はすっかり新開派になってしまい。ええ、お約束ですが新開×友永でによによによによ致しました。この新開さん、いつでも冷静で理論に隙が無く、感情の起伏に乏しく、他者を見下してて情に薄いような感じを受けるのですけど(友永ヴィジョンだと)、こんだけディスってると「実は」が起きそうな予感だなと思っていたら、はい「実は〜だった」きました。

それも子ども好き&笑顔全開という少女マンガ的展開で! 彼に遊んでもらおうと集まって来た子どもたちに竹とんぼ作ってあげたりね(*´艸`*)

この辺りから、いや、最初から友永→新開だったものが、友永→→→新開になったな、とかそんな感じ?

というあまり真っ当じゃない読み方をしているせいで、展開によって読む気を失って放り出したりしたんですが「わりと面白い」よりは腐萌えで楽しめました。もう一組由利×梶谷という萌えカポーもおりました。こうなってくると容姿の描写ないの本当にいいですね! 脳内で好きにできるもん。脳内なら、受(決めつけてる)の友永が茶髪で耳に髪がかかったやや長めの髪型だっていいんだし! こんな状況だから三日で無精髭もかなり育ったことだろう。(髭を伸ばすのは上官の許可がいる)友永&梶谷は生えなくていい。すね毛もなくていい。妹は最後まで友永が好きになれなかったと言っておりました。そりゃ腐女子ではない妹が友永×アスキラ(氏族長の娘)前提で読むからだ。新開×友永なら「友永可愛いじゃん」で済むのに。

で、モエモエしながらもテンション下がり気味で最後はどうかというと、ほんの十数ページでまとめられていて、掘り下げ不足は否めません。途中、定期連絡が絶えたのに救助がなかったことについて「実は、米国のCIAが〜」とか言われたって、「……へえ」としか思えない。そこら辺は裏事情をもっと詳細に書くべきでした。殉職した自衛官の家族対応については大いに不満ですが、ここでは堪えるべきなんだなという大人の事情も(遺族でない第三者目線なら)納得がいくものですし、助けられた女性アスキラ(シードを思い出して仕方なかったです。友達は「アスキラになれ! アスキラになれ!」と洗脳しながら私にシードを見せたのですが、私はどっぷりディアミリにハマり、「アスキラ?なにそれ美味しいの」状態でした)がいつか国を建て直して、自衛官の遺体を探して弔い、本当の事情を明らかにする、と請け合ったので、現実ではそんな日多分来ないよと思いはしますが、せめて小説の中のソマリア、ソマリ、ジブチには遺族が生きている間にそういう日が来たと思いたいです。

一般書籍として出来がいいかと言われると△、映画ならもっと面白かったんじゃないかと思います。なぜなら、あまり背景が深くなくていいから! 「助かったーっ!」でヒーローとヒロインが夕日をバックに抱き合ってキスして終わりでいいじゃないですか。でさあ、結局どういう決着になったのよ?って映画では(特にハリウッド)ぜーんぜん語られないじゃないですか。エンドロールに字幕で後日談が被さるくらいですよね。(ちなみに、以前書いた『コルチャック先生』についても後日談は同じ手法で、エンドロールに被せて語られたのですが、その映像は字幕を暗喩したもので、見た目は正反対の内容でした。そこで私は号泣した)

肝心のソマリア情勢ですが、特に興味も無い人に興味を持たせるようなものではないと思いますし、知識のない人に知識を与えるものでもなく、通り一遍の説明しかありません。そこら辺に興味のある方はちゃんと専門書を読んだ方がいいでしょうね。わかりやすい、良い本もあります。私は二冊しか読んでないけど、ファンタジー小説のように単純に食い詰めて困った人たちが山賊や海賊をやってるような話ではなく、なんというか、すごく考えさせられました。あの辺のことを語ろうとすると、絶対にとある宗教のことが切り離せません。正直ネットが張り巡らされた今の時代、自分の発言がどのような問題に波及していくか推測し辛いですので詳しくは述べませんが、遠い国のことだし私には関係ないよと言い切れないものがあると感じたのは確かです。あー、これは私が元々戦争報道の道を志していたのもあり、紛争地帯の問題に過敏になりすぎるからかもしれませんけど……。

あれこれ書きましたが、つまり私の感覚ではほぼラノベに近いエンターテイメント性があります。私は萌えられたし(読んだ方、お前だけだannoyって言わないで><)戦闘描写に臨場感があり一気に読めるので、最近なんか面白い本読んで無い、なにか無いかなーという方には大いにおすすめします。

ここ数年めっきり読書量が落ちて、今年はこの本で187冊(再読を入れたらもっとある)しか読んでません。文章、というのは絵描きのように書けば書くほど上手くなるというものではなく、書いていないときにどれだけ良質な本を読んだか(文学って意味じゃありません)、情報に触れたか、それに対してどれだけ考察し、思索したか、そこにかかっていると私は思っています。なんだかわからない間に時間が経ったような時間の使い方をし、ただ萌えを叫んでるだけじゃ文章が上手くなるはずがない。映画見たってゲームやったって得るものはありますが、それによって上達するのは文章力ではなく、どっちかっていうと構成力じゃないかな。もっと平易な言葉で誰にでもわかりやすく、想像しやすい文章を書けるようになりたいんですが、この読書量では来年、再来年と経てば落ちて行くばかりの気がします。本を読むための集中力がものすごく落ちてて、それでも小説になるとそれなりに集中できるんだけど、専門書になると、下手すると再読でも頭に入らず復習し辛いこともあります。あと昔の文学系。身体が思うように動かないとか、眉に白髪がまじってきたりするより、これが一番歳を取るってこういうことかと実感するところですね。

とりあえず「帰って来たヒトラー」の下巻を図書館に取りに行って読み終わったら(これも面白いので、読み終わったらまとめて感想書きたい)、上橋菜穂子さんの「鹿の王」を読むことにします。主人公の名前がどうやら「ヴァン」のようなので、もうすでに師匠のビジュアルになって困ってる。

ドラスレ

本日、久しぶりに実妹の家へ遊びに行きました。「とにかく早く来い」「10時に駅ビルが開いたらダイソーで子供用サングラス(ハロウィン用)買って来て」という条件を満たすような時間に行ったので、マンションに着いた時には10時半を少し回ってたでしょうか。

お邪魔するや否や、お茶も出してもらえずにどさっと買って暖めていたボードゲーム「DORASURE」を置きまして、「コマに色を塗ってよ、お姉ちゃん」という。予約までして買ったのに、これまで使用していません。コマが淡いグレーのまんまで、全くヤル気を喚起させなかったらしいのです。色塗りセットは付いているんだから、塗れよって思うでしょ? 箱を開けて一目見た瞬間から、「あたし無理。お姉にやらせよ」と思ったんだそうです。

こういう細かい作業になると完全主義者に早変わりする私に期待をしていたらしいですが、姉は眼が! 眼が〜っ!!

──細かいものが見辛いんです><。(コンタクトを外せば若干マシ)上の写真の右上に写ってるの、私のUV手袋です。大きさがなんとなくわかるのではないでしょうか。

でも当然のようにやるものと思っているようなので、仕方なくおもむろに塗り始めたら、お茶とお菓子が出て来ました。

dorasure2.jpg

これもう黒い下地を塗って、べた塗りを始めてから思い出して撮ったものなんですけど。左下:パラディン、右下:プリンス、左上、ハンター、中央上:グラディエーター、右上:ニンジャで、パンデミック同様にプレイヤーが協力してドラゴン退治をしていくゲームです。

 

 

dorasure1.jpg

ちょっと見辛いですが、こうなりました。ちなみに、時間は16:00オーバー。お昼ご飯とかも食べたけど、結構時間がかかりました!

その頃にはビールとおつまみで姉妹はだいぶ出来上がっておりましたが、なんとか。5時頃帰宅した甥っ子がニンジャをプレイするのを楽しみにしていたらしいので、説明書を見ながらやってみることになりました。

が、今回は私の主人がいないので、説明書を読んで理解して説明してくれる人がいない! 首っ引きでやってみて、面白かったけど、本当に合っていたのかどうかはちょっと調べてみないことにはわからないので、どのようなゲームか詳しいことは差し控えますが、前回同様にドラゴンの怒りゲージが溜まって行く度にぎゃーという悲鳴が起きて、怒りがマックスになったらプレイヤーが盤上のどこにいようが強制的に一カ所に集められ、ドラゴン退治をするって感じでしょうか。協力攻撃なども使え、なかなか面白かったです。

Voice36話更新

更新するする詐欺常習犯の私ですが、なんとか守れましたー。次回で5章も終了です。

 

主人がエクシリアを始めました。私のクリアデータを使って、最初から魔装具装備してさくさくさくさく進んでおります。

ちなみに、一日に二時間までと決めて、私はヴェスペリアを始めました。一周目と二週目の途中までずーっと横に貼り付いて見てたので、内容はもうわかってるんですが。でも私は主人のクリアデータを引き継ぎませんでした。

「なんで? なんで?」ってすっごい不思議そうなんですが。なんでってそういうものじゃないのかな。私はとりあえず一回目はじりじりじりじり攻略本やサイトは絶対見ないで時間をかけてクリアして、二週目で出来てなかったところをさらっと拾って終了、というスタイルなのです。それがロマンなのです。

 

あ、ファイル名の最初が大文字になっていたため、小文字で指定したリンクが繋がってませんでしたー><

自分で確認すると見られるので気付きませんでした。

ご報告ありがとうございます、修正しておきました!!

水着のおはなし

かなり久しぶりに熱が出て、現在も上がり中、38度目前にてピラティス禁止令が出ました。ちっ、主人がいなかったら何食わぬ顔で出かけたんだけど、顔が真っ赤らしく、隠しててもすぐバレた。こういうときスッピンは駄目ですねー。

思えば今日泳いでる時から頭痛がしてたんですよね。帰ったら37.5度あったのに、2km弱泳いだなんてすごいな、私の体力!

でも行って良かったのです、素敵なおじさまIさんから「旦那と行ってこいよ」と東京郊外の遊園地のフリーパスチケットもらいました。プールが有名なとこです。ゴルフの商品らしいですが、いつもは旅行とか貰ってるので、駄目な成績だった模様……聞かなかったけど。

夏だったら外のプールもやってたんだけど……。でも思えば、私レジャー用の水着一枚も持ってない! 一枚を除いて、全部スピードとアリーナ、ガチの競泳用です……orz その一枚も最初に買ってもらったフィットネス用だし……。

地味恐怖症の私が買うものなので、赤の柄物(炎みたいで一番気に入ってます)、緑の柄物、オレンジの柄物と(何を考えての色チョイスかはモロバレかと)派手なのばっかですが、競泳用は競泳用だ。でも私は、どんなかっこいいビキニとかより競泳用のほうがかっこいいというか、スタイルよく見える気がするんですけど。やっぱ浮くかな……浮くよね……

今日、同じコースのおばさまIさんの水着が初めて見るものだったのですが、私思わずにやにやしてしまって。Oバックの背中と側面は黒く、フロントはグリーンの柄模様……。

私「ヨーグルト味だ!」

Iさん「えっ?」

私「チェル○ーのヨーグルト味!」

全員「「「「あっ!!!」」」」

コーチまで「ほんとだ!」と大受けして、Iさんの新しい水着はハデなデビューを飾りました。バタースカッチとヨーグルトはどちらか片方と言われたら悩む味です。

ところで……

ずーっと気になってたんですが、ハイウエストビキニってほんとに流行ったの? 実際に海とかプールで見た人います? 私はあんなの着て歩くくらいなら、一日中座敷牢で演歌聞かされてたほうがマシだとすら思ったんですが!

闘犬18、19再アップ

しておきました。

主人がTOV三周目をやってるすぐ傍で、エロ場面の修正をするのはなかなかスリリングでした。急にソファから立ち上がられるとマンガみたいにドキッと心臓が跳ねる(笑)「コーヒーでも淹れようか。飲む?」「うえっ?! う、あ、飲む飲む。──あのー急に立ち上がんないでー」「なんでよ?」「……っ、ヤバい同人活動に勤しんでるから!٩(๑`^´๑)۶」「何逆切れしてんだよ(´`c_,'`)プッ」という一幕が本当にあった……。

思えば以前も同じようなことが。

シフト表見て、この辺に届けば主人がいない間に受け取れるだろうとタイミングを見て注文したBL本(電子書籍を利用するようになる前の話)、発送が思ったより遅かったため、主人が休みで私が仕事のとき主人が受け取ることになっちゃったんですよね。「何か届いてたよ」「あー……うん」「なに頼んだの?←追求しようというわけではなく、会話の糸口みたいな」「あー……、ホモの本!!!٩(๑`^´๑)۶」みたいな。

とっさにごまかせないんだ>< 別に追求されてるわけじゃないのに、バツの悪いこと聞かれるともう隠したいこととかどうでも良くなって、なんか相手が返す言葉もないくらいはっきり言ってしまうんです。主人は私の文章も絵も当然見たことないけど、何をやってるかは知ってるんだし、そこまで頑に隠そうとしたってデスクトップのアッシュとルークで当然ジャンルもバレバレだdown

思えば、結婚して同居を始めるまで、主人は私がいわゆる腐女子であることを知らなかったんです。好きなマンガが結構被ってるので、マンガとかアニメとかゲームが好きな人だくらいは思ってたみたいだけど、自分で何か活動してるとまでは思ってなかった。

当時私のmacのデスクトップはネットで拾って来た超かっこいい日番谷くんだったんですが、私もさすがにそれは一般人に見られるのは恥ずかしいと(カップリングは日桃、一織ですが、NLって言ってもやっぱ晒せん)いう常識があったので、いつも主人に見られないようにしていたんですが、ある朝気を抜いてて、出勤前の主人に見られた。天気予報を見に、すっと部屋に入って来ちゃったのです。

主人がテレビじゃなく私のデスクトップをガン見してるのが視界の隅に入って、ほんと愧死するかと思いました。なにか言われたらどう言い訳しようと、いや、なんか言われるのが怖くて今更スリープになどいかにもで出来ないし、ぐるぐる考えても頭真っ白でなんにも思い浮かばないし、主人は相変わらずガン見したまま何も言わないし。

もうだめ、マジでしぬと思ったとき、主人の顔が面白そうに綻んでいって、そのまんまの顔でニュース見て、寝室に消えていったときには、私が消えて無くなりたいと思ったのですが>< それが切っ掛けでアシュルクデスクトップを放り出しても恥ずかしくなくなったんだから、終わりよければ……です。あれがなければ、今でも隠し回ってたと思うなあ。

金繕い其の二

tsukuroi.png

前回はにゅう(ヒビ)の修理でしたが、今回は割れたマグカップで。

なかなかひどい目に遭いました。漆と言うのは、完全に乾くと無害になります。欠片を完全にくっつけるために、用心して一月の間をおき、次の作業に入りました。麦漆(水で練った小麦粉と本漆を混ぜたもの)で欠片をくっつけ、乾くとつなぎ目がうっすらへこんでしまう部分がどうしてもあるので、水で練った木の粉と本漆を混ぜたものをそこに充填し、完全に乾いたら耐水ペーパーでフラットな上体になるよう研いでいくのですが、私このときもう乾いているのだからと手袋をしませんでした。

で、両手の指全体に海ぶどうのように中に膿みが詰まった水泡がわわわわ〜っと出来てですね。うわ、漆かぶれに似てる、と思ったのですが、そのころ別の薬品にも触れたことと、乾いた漆に害はないと信じていたので、研ぎのせいだと思わなかったんです。そのうえ、私のなる漆かぶれには呼吸がありまして、すごく痒くなる時とそうでないときというのがあったのですが、これはもうひたすら痒かったので、それでも違うと思っていました。

痒くて夜も寝られず、保冷剤を握って寝て、それが溶けると目が覚めるの繰り返しが2週間くらい続きましたか、もうおかしくなりそうだと思っていたのですが、漆のせいだと思ってないので、その次の工程の錆び付け(砥の粉と水を練ったものと本漆を混ぜたもの)の研ぎのときも手袋しませんでした。

漆かぶれは、今現在出ているところにはなぜか上書きされず、なっていないところに出ます。(つまり広がるわけ)で、さすがにおかしいと思い調べてみたら、この漆の研ぎ汁、相当なくせ者らしいです。

水に溶けるんなら、コーヒーなんか入れられねえじゃねえかannoyと主人は言うのですが、完成して一月近く毎日使ってみた現在、喉とか内臓はやられていませんので、紙ヤスリで細かい粉が水に溶けたのが良くないのかなあ、と。(陶器を傷めないために、水をつけながら研ぐのです)

母から頼まれたぐい飲みの欠けの繕いを今やってるのですが、研ぎも医療用使い捨て手袋つけてやってるので、今の所かぶれてはいません。フラットになったかの感触は素手のほうがわかりやすいので、早く耐性のついた身体になりたいなと切実に思います。

でも、出来はまあまあだと思いませんか?

これネットショップで発見して一目惚れした笠間焼なのですが、大きさがほんとちょうど良く、色合いからしてもコーヒー、緑茶どちらもいけるし、すごく気に入ってました。多分自分で直せなかったら、割ったときまた号泣したと思うのです。でも、金の線が入って、ますます気に入りました。

芙蓉鎮という映画

「芙蓉鎮」という中国映画があります。高校生のころ友達から「面白いらしい」と聞いたんですが、そのころはもう公開が終わってしばらく経ってしまっていて、結局レンタルビデオ屋(文字通りVHSはベータしかなかった時代だ)に入荷してから観たのですが、今でもMY BEST 5を滑り落ちることがない映画です。

ヒロインは胡玉音(フー・ユーイン)という女性、夫の桂桂(クイクイ)と共に米豆腐屋を営んでいます。美人で、気が強く、働き者。反対に夫は穏やかで気が弱く素朴な感じで完全に尻に敷かれてる感じです。二人はよく働くし、その米豆腐が評判になるほど美味しいらしく、頑張った分たくさん稼いで家を新築するんですが、それが党から「新ブルジョワ分子」として目をつけられることになります。玉音は親戚の家に避難させられるのですが、戻って来たら夫は殺されていました。(玉音のことでなにか言われ、党員に掴み掛かったか殺そうとしたかだったような気がする)時は文化大革命の直前なんですね。

映画はその文化大革命のまっただ中、粛正の嵐が吹き荒れる中、知識階級だったために道路掃除夫にさせられ、皆に蔑まれていたヒーロー秦書田(チン・シューティエン? チンって聞こえたけどシンかも)と少しずつ心を通わせていき、ついには恋愛関係になって紆余曲折ありながらも夫婦になるのですが、その結婚がまた党員の不興を買い(うろ覚えなんですが、元々その党員♀は、美人で人気者の玉音を良く思っていなかったうえ、結婚前に身籠ったのが気に入らなかったような)書田は10年の強制労働に行くことになります。引き裂かれ、泣き叫ぶ玉音に書田が「牛馬になっても、豚になっても生き抜け!」(科白違うかも。でもこんな)絶叫するシーンは涙無しでは観られません。(だいぶ端折りましたので、詳しくはwikiなどご覧下さい)元夫の桂桂は、どちらかといえば玉音が引っ張っていくような感じでしたが、頭が良く頼りがいのある書田には玉音も素直に甘えたりできていただけにこのシーンは絶望感が胸に迫ったんですよね。

なんだかんだ複雑な背景のある映画ですが、結局のところ、その絶望的な状況の中でも愛を育み、貫き通した二人の、壮大な愛のドラマなのです。

おおいにおすすめしたいのですが、レンタルショップからも姿が消えて久しく、なかなか観られません。シブツタにはあるのわかってるので、いよいよ手に入らなければレンタルに行くかも……

何で今ごろその話題かと言うと、米豆腐からです!

最初、玉音たちが丁寧に石臼でお米を挽いて、米豆腐をつくるシーンがでるのですが、それがなんとも美味しそうで! 食べられるところはないのかと調べても全然ヒットしない。ずっと憧れの食べ物なんです。今バイト先に中国からの留学生がいて、レシピ知らないかなーと思って聞いてみたら、それは中国南部の一部の地域だけで作ってるもので、彼の出身はまさにそこだったらしく、日本人の私の口から「米豆腐」が出たことがすごく嬉しかったらしく、満面の笑顔になりました。「米豆腐は美味しい!」と言う。大好物なんですって。

皆聞いてて、「中華街とか行けば食べられるんじゃないの」と言うんですがだとしたら検索で引っかかってくるだろうし、留学生のTさんの意見も、中国人でも知らない人がいるものだから、食べられないんじゃないかと言います。「芙蓉鎮」に出て来るんだから、知らない人なんかいないでしょうと言うと、今中国では、文化大革命に関する書籍や映画は観られないんですって……!

私、本当に仰天しました。いや、他国の政策などどうでもいいのですが、あの名作を若い人は観られないんだってことが信じられないです。それで再販しないのかなー……今密林で29,000円です。ちょっと前、8,000円台まで落ちたので(大体一万円越え)もしかして再販の動きがあるから値が落ちて来たのかなと逡巡していたら、二三日してすぐ売れてしまってました><

ああ、観たい……

 

話は変わりますが、レスは不要とコメント下さった方へ返信というか。

まずは「晴れた〜」を気に入って下さり、ありがとうございます!

実は、私的にはそのつもりで少しずつ話を練っているんですが、どう考えても俺得でしかないお話なんです。ルークが記憶を取り戻す&周囲がその女性をルークと認識する、そのシチュエーションだけは決めているんですがもうそれは最後の最後です。ほんと、正体わかった!→そのままEDという勢いなくらい最後です。なので、読んでる方にはルーク不在のまま話が進んで行き、出て来たと思ったらそのまま終わる、って感じになります。ルークには記憶がないので、独白もありません。出て来るのは仲間内とは全然関係ない男性と恋愛関係にあるふつーの女の子(一般的なレプリカでちょい感情に乏しい)だけですが、それでも良いのでしょうか?

晴れた〜の時も思ったのですが、ちゃんと女の子として頑張るにょたものなどあんまり需要がないと思ってました。なので好きって言っていただけると嬉しい反面「ほんとに?ほんとに?」って気にもなっちゃうっていうか……チキンですみません……

もしもよろしければ、そんな話を読んでみたいとおっしゃってくださったあなたにぜひ、あの設定でどんな話を想像されたか(こういう話だったらいいのにな、ともし思われたとしたら)お尋ねしてみたい気がします。

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料理、読んだ本、見た映画、日々のあれこれにお礼の言葉。時々パラレルSSを投下したりも。

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