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スーパー姉ちゃん

私は部屋が真っ暗じゃないと寝られない質です。いや、明るくても寝入ることは出来るのですが、部屋の電気が付いたままだと60〜120分くらいの睡眠ですぐ目が覚めてしまい、高確率でそのまま眠れません。

昨夜、23時頃に寝室に入ったら、主人がオンラインゲーム寝落ちしていました。IN時間によってなんらかのボーナスがあるやつなので、PCは落とさずにモニタの電源だけ切って、私はいつものように電気消して(カーテンは遮光+寝る前は雨戸下ろしてます。とにかく真っ暗に)アイマスクして寝ました。

が、なんか光がチカチカして2時頃目が覚めた……

夕食後に寝落ちした主人が中途半端な時間に目が覚めて、PCの電源を落とそうとしていたらしい。いくらアイマスクしてたって、チカチカはわかるのよ……><

主人は今日休みだったけど、私は仕事だったのです。なのに案の定目が冴えてしまってぷりぷりしながらkindleで本読んでたんですが、やはり1.5km以上泳いでいたせいか、もう5時に近いってころになってうとうとしてしまった模様。それでずっと夢を見てました……

 

私は今現在の私ですが、小学校高学年くらいの妹と、低学年くらいの弟を連れて山道を歩いていました。どうやらこの上に超大型スーパーがあり、私は小麦粉と玉ねぎとあとなにか(思い出せない)買いたかったようです。

疲れたと言う妹たちをベンチに座らせて、私は走って店内へ。小麦粉コーナーを見るのですが、日清フラワーしかない(あの黄色のパッケージのです)。別にそれでいいのに、私は店員さんに「小麦粉ってこれしかありませんか」って聞いています。バイオレットがいいとかそういう問題ではなく、なんか欲しい銘柄のがあったようです、製菓用品の専門店でしか扱ってないようなやつ。夢の中の私は、(超大型スーパーだから)「ここならあると思ったんだけどなあ」と思ってる。

小麦粉は諦めて、じゃあ玉ねぎは……というと、大きな茶色の紙袋にどどーんと20kg入り玉ねぎ大袋しかない。

「……これしかありませんか。3個とか4個でいいんですけど」って聞いても「申し訳ありません、今はこれだけで」って言われる。目的の三つ目は確かあったと記憶しているのですが、結局それだけを買って妹たちのところへ戻りました。

「これこれこういうわけでね、玉ねぎと小麦粉は買えなかったから、今日○×■(憶えてない)は作れないね。ごめんね」
「お姉ちゃん20kgくらい持てるよね?」
「持てるけど、バス停まで山降りてバス乗って、そこからまた歩いて帰るのはちょっと無理かなあ……(;´∀`)」
「お姉ちゃんでも?(´・ω・`)」
「姉ちゃんでも(^^;)」
「……ふうん……(´・ω・`)」

って、私が妹と手を繋いで、妹が弟と手を繋いで、また鬱蒼とした山道を歩きながら降りてるって夢でした。断片的にはもっと違うのも見たんですが、この部分がものすごく印象に残りました。

カメアシ時代から機材担いで階段駆け上がったりしてましたし、今でも仕事で中身20kg入りって書かれたダンボールを上げたり下げたり二階まで持って上がったり日常ですけど(そのために筋トレでは背筋を特に意識しています)山道何十分もはさすがに無理だと思うんだ。

目覚ましではっと起きたあと、それを主人に話したら、「妹子さんは相変わらず無茶を言うなあ」と笑いました。私も、リアルに妹が言いそうで、笑った。

実妹は小さい頃からなぜか私には出来ないことがないと思い込んでるんです。出来ない、というと「えっ?! お姉にも出来ないの?! ……じゃ、じゃあ無理かあ……」みたいな感じで、私に出来ないなら他の誰にも出来ないだろうみたいな無茶を言う。水泳やり始めたときも、

「えっ?! だってお姉泳げたでしょう?!」
「泳げないよ」
「だって高校生の時遠泳大会とか出たじゃん! 妹子見学に行ったもん、ぽーんって飛び込んでたじゃん!!」
「……あ〜あ〜あ〜……そんなこともあったねえ……あれ半強制だったんだよなー。でも浮いて前に進めるっていうのと泳げるっていうのは、私夫くんに言わせるとイコールじゃないらしくてさ」
「……お姉、子供たち(甥っ子’s)に泳げないって絶対言わないで」
「え、なんで」
「妹子、おばちゃんはめちゃくちゃ泳ぐの上手いって自慢したし! 子供たち、おばちゃんはすごい泳げると思ってんだから!」
「……ちょ……」

という一幕もありました。私は家に帰るなり速攻で母に電話して、「……ってことだから、夏休みプールに行った時、甥っ子たちにおばちゃんスイミングスクールに通ってるってバラしたら駄目だよ」と釘を刺さなければなりませんでした。

母は電話の向こうで笑い転げていましたが、もうほんとに子供の頃から万事が万事こんな調子でして。彼らの学校行事に関してもいろいろやらされたので、妹の子供たちの中では私すごいスーパーおばちゃんになってるんです……。っていうか、夢の中でも妹と私ってこんなんかーと思って、すごいおかしかったです。

思えば、最初の甥っ子が産まれる時、なんと付き添ったの私なんですよね(二人目は早産で間に合わなかった)。

「義弟さん(付き添いたがっていた)に付き添ってもらうのは嫌だ! だってショックでレスになる男もいるっていうし!! お義母さんが「じゃあ私が付き添いましょうか? 初孫heart04」っていうんだけど、それもやだ! 有り得ないじゃん! だからお姉、付き添ってよ!」
「姉の付き添いも有り得ないじゃん! ってゆーか、一人で産もうっていう選択肢はないのか?!」
「嫌だ! 怖い!」

というやりとりの末、私が妹の手を握って出産に立ち会うことになったのです。義弟がハラハラ廊下に立って待ってるのに「じゃあ、お姉さん、中へどうぞ〜(^^;)」って私だけ呼ばれてね。お医者さんにも「いや〜初めてです、こんな例」って言われてかなり恥ずかしかった。甥っ子が出て来たときだって、私は感動して手足震えて「よく頑張ったね! 頑張ったね!」って号泣してたのに、妹の方は「……はあ、はあ、はあ、あ、もう痛くなーい」が出産後の初科白です。多分永久に忘れないでしょう。

「私子は妹子を甘やかしすぎだ!」って弟にすら言われるんですけどねー(^^;) なんか弱いっていうか……

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