捨てないことにした
前のバイト先で、本の趣味が比較的合う人がいました。互いに結構な活字中毒で買っては交換していたのですが、増えすぎた本の処分に困っており、微妙だったものは「貸すけど返さないで。そっちで捨てて〜」ということも多かったです。
辞める数日前に、二年以上貸していた「王妃の離婚」が返ってきました。手放さないと決めて蔵書印押してある大好きな本の一冊ですが、私が主人公がめちゃくちゃカッコいい!と言ったにも拘らず「ダメ男じゃん……詰まってる」と言われ、なかなか読み進められなかったようでした。最後の最後で「やっと森川ちゃんの言うことがわかったよ!面白かった!」と言われ、ほっとしました。
同時に数冊「返さなくていいから持ってってー」と数冊の本を入れてくれてたのですが、中に『四十九日のレシピ』がありました。人気あるけど、微妙だったの? と驚いたのですが、どうやら私に押し付けたくれた本があまりにも微妙なものばかりだったので、餞別に入れてくれた模様です。
私はテレビを見ないので(我が家でテレビのコンセントが刺さっているのはDVDなど見る時かゲームやってるときだけ)ドラマのことを知らず、従ってあらすじもなんにもしりませんでした。お風呂で読み始めたんですが^^; かなり面白かったです。登場人物たちの会話が秀逸で笑えました。最後はかなり泣いてしまいました。
イモトやハルミが消息不明になるような不義理をするタイプには見えなかったので、事実はお父さんの考え通りだったのではないかと思います。それを踏まえて読み返してみると、特にハルミの言動などが腑に落ちます。
このところ休憩時間にしか本を読む時間がないのですが、あたりで嬉しい。
今週土曜がお休みなので、バニシングツインが更新出来そうです。放置が多くてすみません。
メール、拍手のお返事、明日致します。もう少しお待ちくださいませ^^;