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箱の中

本当は今日闘犬8話? アップできるかと思ったけど、ちょっと無理でした。バイトは明日からしばらく休みになるので、明日ちょっと見直して(ついでに考え直して)アップします。明日が今年最後です。三が日はイラストに集中したい><

話をタイトルに戻します。

ちょっとしたところからの薦めで講談社文庫の「箱の中」を読みました。この作家さんの本はこれまで四冊読んだことがありますが、一冊を除いて私はあまり好みではなく、あまり食指が動かなかったんです。残念ながらこれも「うーん……」という感じで、残念ながら私にはあまり良さが理解できなかったんですが、喜多川(攻)の人物造形が闘犬アッシュに多少被ってたので、かなり参考になり、結果的には読んでみてすごい良かったなと^^; すごいひっかかりはありますが……なんとかハッピーエンド? なのは良かったです。

以下、ネタバレしてます。

痴漢の冤罪、怖いですね。痴漢された本人は犯人を間違えていたとしても、「私も見ました」といった人間はなんなんだと。自分も同じ不愉快な目に遭っていて、積もり積もった怒りがあったから、実際にはみていないにも関わらず同じ痴漢許すまじという精神で便乗したようにしか思えないんですけども。私なら、確信がなければ「自分も見た」とは言えないです。
幸か不幸か私は触って来る痴漢にはほんとに一度も遭ったことないんです(引っ越しなどで路線は変わりましたが、中央線、西武池袋線、山手線という路線で長年会社に行ったのに)。そのかわり「ほーらみてごらん」系の痴漢には小六を皮切りに腐るほど遭いました。扉に近い座席で寝ていて、変に荒い息が耳に入り、ふっと起きたら真横で男が(こっち向いて)自慰をしてたこともあったし(時々袖にピタピタ先っぽが当たってたんですが、電車の揺れでなんかあたってんだろうと気にしてなかった)、会社帰りにワイシャツにネクタイ、トランクスに靴下裸足のおっさんに「おねがい、おねがい、イクまで見ててよ」としばらく付いて来られたこともありますが、直接の被害を一度も被ってないので、ほんとうにこの人かな? と考える余裕もないほど傷ついている女性の気持ちは想像ができても、本当に理解は出来ないのだと思います。

この冤罪が、冤罪だと作中で証明されなかったのは残念だったし、ものすごく都合が良すぎる堂野(受)の奥さんの退場には、娘を死なせる必要はなかったような気がしてかなりもやっとしたものが残りました。

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料理、読んだ本、見た映画、日々のあれこれにお礼の言葉。時々パラレルSSを投下したりも。

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