パラレルAL 10話
『嫁かつぎ』は日本のあちこちで合った風習だそうですが、私も、最も敬愛する小説家三浦綾子さんの『海嶺』で初めてそんな風習を知って仰天した口です。金払いのいい船乗りに身体を売って結婚の際の持参金を貯める娘の話とか(迎える花婿もあまり気にはしないのだそう)、昔の日本人って──地方によるんでしょうが──庶民はつくづくと性に関しておおらかだったんだなと思います。
今回改めて『嫁かつぎ』でぐぐって見ましたが、あんまり詳しいことは書いてなさそうな感じだったので、ほとんど適当な創作です。
以下、続きです。