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2013年11月08日

PANDEMIC

先日、実妹のうちに主人と遊びに行った時のことです。

実妹は同じマンション内でホラー映画鑑賞クラブ(視聴覚質みたいなのがあるらしい)を結成してたりするちょっと変わった人なのですが、外国のおかしなボードゲームなどにも凝っています。(どれもすごい良く出来てて、無理矢理やらされても結構ムキになってしまう)

そんな妹が、「○○(名字をもじったあだ名)〜、これ、説明書読んであたしに解説してよ。読んでもよくわかんなくてさ〜」と主人に押し付けたのがタイトル、「Pandemic」という名のボードゲームの説明書です。元はドイツのゲームなのですが、欲しくても輸入数に限りがあってなかなか買えなかったのが、このたび日本語版が出て楽に買えるようになったとのこと。(ただし、セットの作りはドイツ語版のほうが高級感があって良いらしい。プレイヤーの引き当て職種は2種類くらい増えてる)

妹は昔から解説とか説明書を面倒がって読まない子でした。ならば義弟、自分の旦那に言えば良いのにと思われるでしょうが、義弟は「わかんない」と言って投げ出したらしい。……わたくしが思いますに、義弟は本当にわかんなかったのではなく、興味がなさ過ぎて本気で理解しようと思わなかったのだ^^;

さて、私の主人は森川系列の人々の中で最も年下ですので、立場上義妹に当たる私の妹にも可哀想に頭が上がりません。ほんとうは興味ないし面倒だったと思いますが、隅っこで真剣に読んでおりました。(私たちは全く別の話で盛り上がっていた)

どうやら理解したらしく、細かいところはやりながら覚えて行くことにして、まず一回プレイしてみました。KIMG0008.jpg

ボードには世界各国の都市が描いてあります。スタート地点はアメリカのアトランタ。決まった枚数のカードを引いて、引いた都市に病原菌を置いて行きます。病気の種類は黒、赤、青、黄の四種類。同じ都市に同じ色の三つ以上の病原菌が置かれるとアウトブレイクです。

まず職業を決めるためのカードを引きます。そのカードにそれぞれ役割や出来ることがあり、それを駆使して感染を食い止めるのです。なので、これはプレイヤー同士が互いに争うのではなく、協力して感染を食い止める、という珍しいゲームなんです。

最初に配られたプレイヤーカードの中で、最も人口の多い都市のカードを引いた人が一番手。プレイヤーカードを二枚引きます。これには各国の都市名が書かれており、同じ色のカードが五枚揃えば治療薬を作ることが出来ます。その後感染カードを二枚引いて、引き当てた都市に病原菌を置いていきます。プレイヤーは一度に四回の「行動力」を使って、病原菌を消したり(治療薬がなければいたちごっこ)あちこちに研究所を立てたりします。カードが5枚集まっても、研究所へ一回戻らないと薬が作れないので、出来るだけあちこちにあるといいんですね。職業によっては4枚で薬が作れたりするし、そのプレイヤーがいる都市、隣接する都市には感染カードを引いても病気が広がらなかったりするので、自分がどう動き、止まるかも考えなくてはいけません。そうして薬が出来、ボードからその病原菌をすべて消したら撲滅となり、その後、何枚感染カードを引き当てても、その病気は二度と広がることはなくなります。

黒、赤、青、黄、四種類の治療薬を作る前にプレイヤーカードが無くなったら即座にゲームオーバーになりますが……

KIMG0010.jpg

プレイヤーカードの中にはこのようなカードが何枚か混ぜられており、これを引いちゃうととんでもないことになるのです。人数によってこの枚数調節しないと駄目なんですね。最初三人で四枚混ぜてて、泣きが入りました。もちろん、ゲームオーバー。

それぞれの職業が出来ることを互いに熟知し、相談して誰もが最も効率よく動かないとクリアできません。時にはアウトブレイクカウントが進んでも(8までいくと即座にゲームオーバー)即座に対処せず放置して他のことを優先しなければならなかったり、結構頭使うんです〜><

二回目、エピデミックカード二枚で、四つ目の治療薬を次のターンで作れる、というところでプレイヤーカードが無くなり、ゲームオーバー。結構消耗が激しいので、とりあえずのルールは理解したということで、三回めは次の機会にということになりました。

もう少し他の職業の人がいれば楽になるかもと思う所ですが(つまりプレイヤーの人数が多ければ)エピデミックカードの枚数も増えるし、プレイヤーカードも早くなくなっちゃうので、人数に合わせた頭脳プレイが必要になります。

……が、これ超ハマります!

日本語版なら楽に手に入るようなので、クリスマスやお正月に備えてみてはどうでしょう? ──あんまりおめでたいゲームじゃないですけど^^; でもプレイヤー同士が協力するってところがちょっとみんなでワイワイやるのに向いてるんじゃないでしょうか。

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料理、読んだ本、見た映画、日々のあれこれにお礼の言葉。時々パラレルSSを投下したりも。

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