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2013年10月13日

モノクロームロマンス第二弾

案内来てたので、発売後に慌てて注文しました。のたくたしていて第一弾のときのように品薄になっても嫌ですし。(ついでにeyes set to kill5thも、悩んだ末EUR盤発注してしまった。A skylit driveの4thはレビューで聴きたい曲が未収録とあったので、国内盤に期待をかけて我慢我慢)

不在だったため、昨日やっと受け取り、一気に読んでしまいました。非常に読みやすくはあったですけれど、購入を考えておられる方に一言。

「狼を狩る法則」はリバ有ですのでdown 地雷の方はお気をつけ下さい。

私リバはほんと地雷で>< あちこちでまさかな……って描写があるのですが、かなり盛り下がりました。ただし、最後まで読めはしました。

「ドント・ルックバック」★★☆☆☆
甘い夢からさめると病院のベッドの中だった。美術館に勤務するピーターは頭を殴られ意識を失い、そのショックで記憶障害を起こしていた。警察の取り調べが始まり、ピーターは自分に容疑がかかっていることに気付く。自分は犯罪者なのか──そして夢に出てくる魅力的な男の正体は──(以上、あらすじより)

雑誌掲載の短編を含め、ジョシュ・ラニヨン氏の作品は三作読んだわけですが、それだけで判断していいものかどうかの判断をまず迷いますが……。私にはいまいち合わない作家さんのように思います。なんというか、登場人物にあまり体温や体臭を感じないというか。特に攻。好きにも嫌いにもなれない、空気のような。存在感なっしんぐで、誰の忠告にも耳を貸さないほど、ほとんど正気じゃないほど一人の男に入れ込んでた主人公の気持ちをなぜ彼だけがうまくこちらに向けられたのか(一応、その王様のような身勝手な男から離れようとなんどか他の男と付き合ってみた的な記述がちゃんとあります)、その魅力が全くわかりませんでした。上っ面だけのスタイリッシュな恋愛、というか一昔前のトレンディドラマのようなというか。受のために用意された「攻」という小道具にすぎないようにも感じました。

良く言えばさらりと読めるが、もう一度読み返したいという衝動は沸かない、「無難な小説」それに尽きる感じです。定価で購入してまで、というとおすすめしません。

ただ、my神、翻訳者の冬斗さんはこの作家さんとの相性が良さげな感じがします。元の分も比較的叙情的ではあるんでしょうが、もう一冊の「狼を狩る法則」に比べると冬斗さんの文章だな、って感じが少ししたような気がします。

「狼を狩る法則」★★★☆☆
人狼で獣医のチェイトンは「メイト(伴侶)」に会える日を子どものころから楽しみにしていた。メイトは、会った瞬間にわかるんだ。そんなある日診療所に一匹の狼が運び込まれ、チェイトンの心と体が反応する。この感覚、間違いない、ドアの向こうに運命の相手が。(以上、あらすじより)

すでにBLで使い尽くされた設定だと思いますが、それがネイティブアメリカンと白人となると、その肌色の対比はわたくしのツボでございます。しかもネイティブアメリカンのチェイトンが背が高くて逞しく、白人のキートンが小さくて25にもなるのに会う人会う人にまず成人しているかどうかを疑われる可愛らしさというのもツボでございます。チェイがまともにキートンの名を呼ぶところはあんまりなくて、ほとんどが「リトル・ビット(ちっこいの)」だの「ベイビー」だので「かわいいかわいい」言ってるのもツボでした……(☍﹏⁰)。

なのにリバ有り。

いや、チェイがwktk挿れたり挿れられたりってどんな感じなんだろうなあと想像してたり、キートンが体の小ささに似合わない立派な一物を持っていたり(ほぼチェイに匹敵するようです)と「……もしや」と思うところはたくさんあるわけなので、心の隅っこで覚悟的な物は決めてたように思うんですが、それでも嫌なものは嫌なんで。でも、こちらのカップルの方が「恋愛している」という感じはします。二人共に性格の違い、人物造形がしっかりしてるので。なんとなく、付き合い始めのドキドキワクワクを思い出してちょっとにっこりしてしまうところが多々有りました。

私はほんとにストライクゾーンが狭くて、受攻は固定であって欲しいし、攻が現在進行形で受もやるというのも嫌だし(過去のことならば我慢出来ないこともない)受の一物はポークビッツでいいと思ってる残酷極まりない女ですので、買う前にわかってればいくら大好きなシフターでも買い渋ったかもしれません。リバなければ星5でも良かったのにな。絵師さまの絵がこう、受攻はっきりしてる感じだったので余計に違和感がありました。

リバOKな人には、こちらはおすすめします。

12月にはジョシュ・ラニヨン氏の作品が二作出るんですが、これは他の人のレビュー読んでから買おうかな……。

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