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2011年09月27日

タマに変なカンが働く

私の兄弟三人、ず──────っと探していた本がありました。
昭和39年発行の本で、とっくに廃刊になっています。知らぬ振りで何度か出版社に探りの電話をしたけど、答えは変わりませんでした。(以前、絶版が決定しましたと受付に言われたのに、諦めきれずに問い合わせをしていたら、いつの間にか再版してた本がある)

子どものころ、表紙が取れてぼろぼろになるまで三人で読み返した本で、今でも集まるとその本で得た教訓などを思い出し、「読みたいよね」となります。
ネット環境のない二十代前半くらいまでは、主に古書店などを探していました。たまに出回る、と聞くのですが、縁がありませんでした。
密林にはありましたが、お値段が折り合わない。
元は1,100円(貨幣価値がちょっと当時とは違うかも)だった本が、28,000円。いくらなんでもちょっと思い切れません。欲しいけど……それに監修、出版社は同じでも、記憶にあるのとびみょーにタイトルが違うような気がして、写真もないし、確認が取れませんでした。

三兄弟がそれぞれ利用する図書館にもなく、もう半ば諦めており、時折思い出したように探すだけになっていたんですが、今朝、ふっと。ほんとにふっと読みたいなと思って古書店ネットで検索かけました。──ない。密林──あるけど、数万円、無理──。ああもう、──あれっ?! とあるところでなんと即決価格7,000円で出てますよ!!!!

ネットで検索かけても探してる人が多いのに、いやもう、こんな値段で出るはずのない本なんです。

廃盤CD6,000円は踏みとどまれる私ですが(まあ、輸入盤を所持しているせいかもですが)古書との縁はタイミングが重要、速攻でぽちっと押しました! 写真、間違いないです、朝っぱらから出勤前に涙が出そうでした。ぼろぼろになってたのをセロテープで補修しているような有様でしたので、子どもが全員独立したあとの引っ越し時に母が処分してしまったのです。(こんなに手に入らない本だと知ってたら、捨てなかったのに……!と母も悔いていた)

8時前に連絡が入ったので、本日速攻で振込に走りました。もう、妹、弟に「手に入ったよ……!」と死ぬほど言いたいのですが、オークションですし、実際に手に取るまでは何があるかわからないし、我慢しています。取引数も多く、悪いの評価など一つもない方なので多分大丈夫でしょうが、ほんとこれで届かなければ生霊飛ばすよ……!

もう落ち着かず、そわそわしてしまって、何も手に付かないのです。
いつもの音楽もうるさく感じるほど……!(まあ、うるさいのばっかなわけですけど……)
あああ〜早く届かないかな〜

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料理、読んだ本、見た映画、日々のあれこれにお礼の言葉。時々パラレルSSを投下したりも。

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