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2016年03月04日

初披露出来た

先日、最初に通った産婦人科の先生に、娘を見ていただいてきました。昨年ブログに書いた、非常にポジティブな先生の所です。三度め以降の稽留流産の手術をしてもらってました。

分娩はしていないので、途中から大学病院に転院し(通常は三十週で転院するのですが、私は不育症と高齢の超ハイリスク妊婦だったので二十週前には転院しました)、出産報告は電話でしていましたが、今度こそ育つよ! とすごく喜んで下さったので、会っていただきたかったんです。

とはいえ三ヶ月にも満たない乳児を一人で連れての外出はまだ荷が重く、行こう行こうと思いながらつい尻込みしてしまってたんですが。

重い腰を上げて電話してみたら受付の方が予約を取る必要ない、いつでも来てくださいと言って下さったので、午後診療の開始に合わせて行きました。

行くと、赤ちゃん小さいので人の多いところにいない方がいいだろうと、個室で待たせて下さいました。朝子宮口を広げる処置をして、お昼の手術まで苦痛に耐えながら何度も待機していた部屋です。でもありがたく思いこそすれ、これまでのような悲しみやら恐怖やらやるせなさ、そういう辛い感情はもう起こりませんでした。

しばらく待ってたら、先生と看護師さんが「おめでとう❗」と言いながらもう、笑み崩れた表情で来られました。名前を聞かれ、コメントをいただいたあと、「目が大きいな~はっきりした顔立ちだ」と言いながら私と娘の顔をチラチラ見比べ……無言。友達や見知らぬ通りすがりの人からはパパ似だと言われるので私には似てないなと思われたんでしょうが、ご主人似かなと聞いて来ないのはひょっとして「……相手同じだよね?」と聞いて来られたのと同じような流れなのか……😓 実は友達も一人、こっそり聞いてきた😵 ……って話を昨年九月まで働いてたバイト先の社長に笑い話として話したら、俺も実はそう思ったと言われたのでした😅 ほんっとーに主人の子ですって!

あなたは本当に苦労したから……としみじみ言われたときには涙出そうになりました。何度も手術を受けたのに、無事に妊娠出産が出来るよう、身体を損なわずにいられたのはこの先生のお陰だと思います。何度お礼を申し上げても足らないのに、何故か先生の方からありがとうありがとうと言われ、今度は耐えられず涙ぐんでしまいました。

重いけど、荷物になるけど……と言いながら試供品の固形ミルクを四箱に、大きな缶ミルクを一缶、おみやげに持たせて下さいました。全然重く感じませんでした。あのときゴーゴーダンスしてた赤ちゃんを見ていただくことできて、本当に良かった。

 

そういえば、皆さま、赤ちゃんは真珠を持ってることがあるって知ってましたか? 私は知りませんでした。もちろん本物ではないんですけど。

一ヶ月をちょっと過ぎたころ、乳児湿疹が酷くなって友達にオススメされた小児科で「下の歯茎の内側に白いぷちっとしたもの(ニキビみたいな)が見えるんですが、口内炎のようなものでしょうか」と聞いたところ、「ああ、これは真珠だね!」とニコニコ言われ、混乱し、「……それは、ファンタジー的な?」というお恥ずかしい発言をしてしまった私。

違うよー本当にそう言うんだよ! と説明書された紙を渡されたのですが、それは上皮真珠と言って、赤ちゃんがお腹の中で育っているとき、顎の中で歯が作られる過程で吸収され消滅するはずだった細胞が、吸収されずに歯茎の表面に出てきたもので、良くあることだそうです。

初めて聞いたもので、私は口内炎かーと思ったのにあえて真珠と名付けるセンスにひたすら感動していましたら、先生が「でもお母さん、子育てはファンタジーですよ!」と断言。どうなんだろう、たまにホラーだよと、私は思うんですけど。

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料理、読んだ本、見た映画、日々のあれこれにお礼の言葉。時々パラレルSSを投下したりも。

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