大絶賛漆かぶれ中(T△T)
お茶碗の繕いですが、何段階かに分けてひび割れに漆を染み込ませました。新漆というかぶれないのもあるんですが、これは『漆』と付いていても漆ではないため、食品が直接当たる所には向かないと言うことで本漆を使用しました。
最初は大丈夫だったんですよ〜。でも漆は直接触れなくてもかぶれる人がいるっていうし、かぶれない人はそう多くないというし、先週やっぱりというか手術を受けましたので、身体がなにかと弱っていたのもあるんでしょう。お風呂に入っちゃいけないとかを初め、二週間くらいあれこれ禁止事項があるんですが、漆に触っちゃいけないとは言われなかったもんな……。(普通言わないか……)
歯科衛生士の妹に手配してもらって買ったお医者さんが使う使い捨てゴム手袋こまめに換えてたんだけど。絶対直接触れてないって断言出来るのですがっ!
うなじがわわわわ〜>< な状態。くそー。
なのに、あまり満足いく結果にはならなかった!!
外も同じように繕ってます。下地の漆は細く綺麗に描けたのですが、金粉を入れるのにどうやら失敗した模様。ものの本によって、漆を塗った後20分くらい時間おくとかおかないとかあって、とりあえず染み込みがいいような気がしてすぐの方を採用しました。金粉も筆で入れるものと真綿で入れるものがあって、筆を採用しました。これが良くないチョイスだったのか、筆で金粉を蒔いているとき、穂先で漆の部分を広げてしまったようなのです。
欠けたまま使ってた同じく萩焼の煎茶器も繕い中なので、今度はうまくいくといいんですが。とりあえず医者に相談して許可が出たらですね〜。
あんまり重たくなるのもあれですが、一体なんなんだと思っていた方もいらっしゃると思うので、事情を説明します。出来るだけ軽く説明しようと思いますが、ちょっと素材が重たいかなと思うので、陰鬱な気分になりたくない方、現在妊娠中の方、読まないで下さい。
もう知っている方も、事情を悟った方もいらっしゃるのですが、私は不育症(習慣性流産)でした。
流産は二度までは続いても、確率的には良くある話です。三度目以降、偶然ではないと診断されます。原因は染色体異常とか血栓症みたいなもの(普通の病院で行う検査ではわからない)、或は夫婦の遺伝子が合わない、とか色々あるようです。私は、まだ二桁はいっていない、という回数繰り返しました。一度だけ母子手帳が出て、ほんとに嬉しかったです。三回目以降の妊娠だったのですが、父が亡くなった直後の発覚だったので、身内も「お父さんが護ってくれる」「生まれ変わりではないか」とはしゃいだのですが、次の検診で心拍が停止していました。鬱、と診断されたのはそこからです。
正直自分がそう診断された今でも、鬱には偏見がありまして(これは正しい知識のあるなしではなく、感覚的な問題なので。どうしようもないです。怠けてるんじゃとか甘えてるんじゃ、などという言葉を外部に吐かないような分別を付けただけ)まさか、冗談じゃない私がそんなのなるわけないと思って薬無視ってたら、仕事で接客中にお腹の大きな女性を見て号泣するはめになりました。そのへんほんとにおかしく見えたようで、主人はしばらく有給とって私を見張っていました^^;
もう歳が歳ですので、低用量アスピリンなどで治療が効く体質だったとしても(不育症の50%は治療で出産まで持って行ける。不妊症と違って補助金降りないし、保険利かないので実費です。検査には8〜10万、あとは365日のみ続ける薬代、診察料、そこそこ掛かりますが、不妊症の高度治療ほどでは全然ないので、普通の家庭で、まだ若い人なら十分可能性があります)流産の確率は40%以上、ダウン症児の確率が90分の1以上、もう「絶対当たる」ってくらい高くなってます。それに妊娠中の自分の精神状態を思えば(眠れなくなるし、日がな一日流産とか死産とかいうキーワードで検索かけまくって更に鬱になる。まだ心拍があるのかどうか、もう止まってるのではないかと一日中考えて、怖くて喚きたくなる。今回は大丈夫だった。もう諦めてたからかもですが)もう止めた方がいい──ってずっと思ってはいたんですが。主人が子ども好きなので、諦めきれなかったんです。私はそんなに子ども好きじゃないはずなんですが……もうわかりません。酸っぱい葡萄というやつかも。主人は全身麻酔の醒め際に激痛に暴れて押さえつけられる姿を毎回見てるので、随分前にもう子どもはいらないと言っていました。
一部の人を除いて、嬉しくて幸せなはずの妊娠ですが、私には苦痛しかなかった。初めは子どものためなら何度でも耐えようと思ってたんですが、最初の一度を除いてすべてが稽留流産で、手術が必要で、正直、痛みへの恐怖で心が折れてしまいました。
今回は妊娠中から落ち着いてたので(毎度毎度諦められずに酒断ちしてタンポポコーヒー飲んで、甘いものも塩分も控えて頑張ってた)コーヒーもお酒も断たずに飲んでたし、多分安定剤はいらないんじゃないかな……。毎度毎度そういって前回はスーパーで倒れかけたので、一応素直に薬は貰ったけど、なるべく飲みたくないし。とりあえず、バニシングツイン弄っててもこみ上げてくるものがないので、なんとかなりそうです。
暗い話してすみません。
ここに来られる方はこれから結婚して出産する方が多いと思うし、徒に怖がらせるだけか、とも思ったのですが。もしも同じようなことになった方がいらしたら、それなりに助言出来ますのでお気軽にお声かけてくださいね。
男性が若い女性を好むのは、上記の理由などから遺伝子の当然の采配だと思います。人間が美形を好むのも、ちゃんと理由があるんですよ〜、より優秀な遺伝子の子孫のために。(ドーキンスの「利己的な遺伝子」とか最高に面白いです。「ブラインド・ウォッチメイカー」もおすすめ)主人は私が一番の歳の差とはいえ、これまで年上としか付き合ったことない人なのですが、こういうの読むとどっかズレた人なんだなと思ったりする。ちなみに男性が歳を取ると、胎児に影響を及ぼす遺伝子異常もあるので、女性も本能的にはより若い男性に心惹かれる……はず。